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大企業の期間工解雇に道理はありません

 08.12.1
 経常利益    6,000億円
 株主配当    2,037億円(前年と同水準)
 ため込み  13兆9,000億円
 これが3,000人の期間労働者の首を切ろうとしているトヨタ自動車の儲けの実態です。
 もう一つ、数字をあげましょう。その3,000人の労働者の雇用を守るに必要な額は年いくらだと思われますか?答は90億円。株主配当の5%、ため込んだお金(内部留保)のわずか0.06%に過ぎないのです。
 さらに言うとこのトヨタをはじめとした日本の資本金10億以上の大企業のため込み(内部留保)は総額229兆円。正社員を派遣労働者に置き換えるなどして人件費を削減し、政府の減税政策の恩恵を受けるもとでこの20年間で3倍にもなっているのです。
 一時の減収(減収といっても利益はあげているのです。念のため)を理由にして、すぐに最も弱い立場の労働者の首を切ろうとする大企業の経営者の姿勢にはどこから見ても道理がないことをわかっていただけると思います。ほとんど儲けがない中、自らの給料も減らしながら従業員の雇用を守るためにがんばっておられる中小企業経営者の爪の垢でも煎じて飲め、と言いたいですね。
 以前も触れましたが、私たち日本共産党は大企業をつぶそうと言っているのではありません。大企業にその儲けと社会的影響力に見合った責任を果たさせて、この誰が見ても「ひどすぎる資本主義」を「まともな資本主義」にしていこうと主張しているのです。この仕事、大企業に献金を請う自民党や民主党にはできないことは言うまでもありません。

by takeshi_yamagen | 2008-12-01 14:14 | 日本共産党はこんな政党です  

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