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総選挙は人間の尊厳をかけたたたかいです

 09.4.4                   
 定額給付金について「お金もらうんだから、喜ばない人はいないでしょ」という声、後期高齢者医療制度についても「保険料安くなる人もいるんですよ」と言う声が与党筋から聞こえてきます。
 確かに不況が続く中、わずかでも税金が返ってきてほしい、というのは自然な感情でしょうし、後期高齢者医療制度で一時的(あくまでも一時的)に保険料が下がった人がいるのも事実です。
 しかし、政府与党の自民党、公明党は大きな思い違いをされているようです。
 お年寄りは、戦後の日本をここまで復興させてきた自分たちを、年齢だけで家族からも切り離し、別たての保険制度に押し込む国の隔離政策を敏感に感じ取って怒っておられるのです。定額給付金も同じ。国民は、小泉内閣以来の度重なる負担増(総額13兆円!)を給付金2兆円で”ちゃら”にし、さらには「(給付金で)国民をだましたうえに、消費税増税で引き続きカモにできる」と思われていることに怒っているのです。そして、若者は「ちょっと○×番さん」とか「そこの派遣君」と名前ですら読んでもらえない人格否定の屈辱的な派遣労働に怒っているのです。
 つまり、国民はゼニ金の損得勘定だけで怒っているのではないのです。人間の誇りと尊厳を踏みにじる、血の通わない政治に怒っているのです。それがどうしてもわからないのなら、自公政治には退場していただくしかありません。
 同時に政治献金を受けないかわりにと政党助成金(私たちの税金です)を受け取ってきた民主党。そこの党首自ら違法な政治献金をもらい続けていたのですから、これほど国民をばかにした話もありません。
 怒りをエネルギーに、総選挙でこの国に人間の誇りと尊厳をとり戻そうではありませんか。(『日本共産党石橋後援会ニュース』より 一部加筆修正)

by takeshi_yamagen | 2009-04-04 01:32  

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