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日本共産党第25回大会② 反共の壁は崩れつつある

 10.1.17
 昨日、4日間に及んだ党大会が終わり無事帰阪しました。何回かにまとめて御報告します。
 大会初日、品川正治さん(経済同友会終身幹事)が挨拶に立たれました。品川さんは「経済界に身を置きながら、こういうところでお話するは滅多にないこと」と会場を沸かせながら「行きすぎた財界依存、アメリカ依存、その根底にあった反共が崩れつつある」と指摘されました。確かに、自民党や公明党が反共をばねにして陣営を引き締め、団体を鼓舞できる時代ではなくなってきたのかな、などと思っていると、時代はそんなところに留まっていないことを直後に思い知らされました。
 というのも、全国農業協同組合連合会の中央専務理事の富士重夫さんが、茂木守会長の代理として壇上に立たれたのです。長年自民党政治を支えてきた(と、少なくとも私は思っていた)農協の幹部の方が、党大会史上初めて連帯の挨拶をされたわけで、これはやはり驚きでした(会場からもどよめきが漏れていました)。
 その後の討論でも小池晃参院議員が「農協の人や医師会の人と胸襟を開いて話しあってみると「今は自民の重しが取れた。今までも自民党が好きだったわけではない。そういう仕組みだったんだ」と言われた」と報告。さらに、「医師会の学習会に講師としてわが党の議員が呼ばれた」(千葉県)、「森林組合長が「共産党に惚れた」と言って青木自民党幹事長のポスターをはずして、志位さんのポスターを貼ってくれた」(島根県)、「土建業組合に懇談に行ったら「公共事業での人件費削減をなんとかしてくれ」と予想外の長時間の話し合いになった」(鳥取県)など、保守系団体との連帯が各地で進んでいる経験が報告されました。中には「農協組合長の会議で「共産党の方針が正しいのなら、私たちも腹を固めねばならない」との発言が出た」(福岡)と、「決意表明」までが議題になってきているところもあるというのです。
 まさに品川さんのおっしゃるように反共の壁は崩れ、あちこちで共産党との連帯が広がりつつあるのです。

by takeshi_yamagen | 2010-01-17 20:49 | 日本共産党はこんな政党です  

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