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自治体に福祉の心があってこそ、住民の安全を守れます

 11.3.31
 共産党は選挙の延期を主張
 未曽有の大災害を前に日本共産党はいっせい地方選挙を被災地のみならず、全国的に延期することを各党に提案しました。今は全国が一丸となって被災地支援にとりくむ時で、落ち着いた政策論戦ができる環境にないと考えるからです。
 賛意を示す政党もありましたが、結局、政府民主党は被災地以外は予定通り選挙を実施すると決定しました。残念ではありますが、選挙をおこなうからには、震災の経験、教訓を池田の防災対策に生かし、災害に強い池田のまちづくりを訴えていきたいと思います。
 池田市は?
 現在、大阪府では市町村単位の消防署を六つに統合する消防広域化が話し合われており、池田市は積極的に進める立場です。しかし、広域化で地元の地理に詳しくない職員が増えて、はたして災害時に機敏に対応できるか不安です?(市はカーナビがあるから大丈夫と言ってましたが…)。
 また、池田市は「全体の奉仕者」である正職員を減らす一方で非正規労働者を増やし、民間委託を進めてきました。しかし、戸籍の扱いまで非正規職員や民間にゆだねて災害時に的確な対応ができるでしょうか。
 さらに、池田市は災害時の貴重な広域避難地である園芸高校を宅地開発するまちづくり構想までおし進めようとしましたね。広範な市民の反対を前に現在凍結状態ですが…。
 大阪府は?
 大阪府はどうでしょう。千里救急医療センターの補助金をばっさり切って、救急医療を崩壊させようとしています。災害時、救急患者は、どこに搬送すればよいのでしょうか。また、震度3でエレベーターが止まる埋め立て地へ府庁舎を移転して、機敏な対応ができるでしょうか
 結局、経費節減のためとばかりに、くらし、福祉の予算を削る「行革」路線を、大阪府や池田市が進めるかぎり、大災害時に市民の命と生活は守れないと私は思うのですが、皆さんいかがお考えでしょうか。
 福祉の心をもった自治体らしい自治体が、今こそ求められる時はありません。
(日本共産党石橋後援会「てしまの」第14号 11/3/31より)

by takeshi_yamagen | 2011-03-31 23:17  

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