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幻の賛成討論

 11.6.24
 日本共産党は現在市議会では野党です。しかし、だからといって市長提案に機械的に反対の態度をとるわけではなく、あくまでも「市民生活にどうなのか」を基準に慎重に審議しています。ですから「なんでも反対の共産党」という批判はあたりません。実際、共産党は市長提案議案の6、7割には賛成しているのです。まぁ、さすがに市長提案に積極的に賛成討論に立つことはほとんどありませんが…。
 ところで、6月議会に市立池田病院の医師などの定数を増やす条例案が提案され、22日の総務委員会で審議されました。質疑では医者が増えることで、例えば脳外科で正式な医師が着任することになり(今は応援医師のみ)、現在月・火・木曜のみの診療が毎日になるなど、医療内容の充実が図られるなどの答弁がありました。
 病院の充実が図られるのは歓迎すべきこと。反対する理由はないのですが「○×議員が反対するらしいで」との噂が、実は委員会の前々日あたりから流れてきて、「これは共産党の見解も明らかにしなければならない」と、私は委員会前日の夜中に賛成討論原稿を書き上げ、総務委員会に臨んでいました。
 結局、噂の議員も賛成に回ったため、当議案は全会一致で採択。私は賛成討論する機会を逸し、思わず「議員生活初の賛成討論できひんかったわ」とぼやいてしまいました。これには理事者席の市長も苦笑い。
 その幻の賛成討論原稿―、せっかく書いたので以下に掲載します。

 私は日本共産党市会議員団代表して議案第32号池田市職員定数の一部改正について賛成の討論を行います。
 本条例案は池田市の医師、技能職、看護師の定数を61名増員するというものです。
 同じ仕事をする場合は差を設けないという原則のもと、非常勤職員に正式採用の道が開かれることにより、市民に安定した医療を提供できるということ、診療報酬の維持増収にもつながることが、脳外科の例もあげられて質疑の中で明らかになりました。また、それは地域医療の拠点としての池田市民病院の信頼を高めることになり、住民の福祉の向上に努めるという地方自治の本旨に沿ったものでもあります。
 よって賛成します。

by takeshi_yamagen | 2011-06-24 12:41 | 池田市議会 ここだけの話  

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