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若者は身も心も命も企業に捧げよというのか! ―自民党の「ワタミ」会長公認に思う―

 13.6.21
 地方の国立大学の教員を勤める旧友のIさんと先日久しぶりに会いました。彼の話では不況が長引く中、就活中の学生の合言葉が「派遣以外ならどこでいい」から「ブラック企業以外ならどこでもいい」と変化してきているとのこと。
 そんなブラック企業大賞にも選ばれた居酒屋チェーン「ワタミ」の実態を、日本共産党の田村智子参議院議員が厚生労働委員会で追及しました。
 時間外労働月45時間以上が6か月にのぼり、年間480時間超。内容不明の天引きで、”死ぬほど残業”しても手取りは10数万円。休日もワタミの経営理念や著作のリポート提出、植林事業への寄付強制…(6月19日付「しんぶん赤旗」)。「ワタミは企業ではなく宗教だ」という声が出るのもうなずけます。
 驚いたのはその「ワタミ」の渡辺美樹会長を自民党が7月の参院選比例代表候補として公認したこと。派遣労働拡大で若者を低賃金不安定雇用に追いやったことを反省するどころか、今度は身も心も、そして命も企業に奉仕せよという自民党―、まさに亡国の党と言わざるを得ません。
 ところで冒頭のIさんによると「実はな、最近ブラック企業でもいいという学生も出始めてるんや…」とのこと。もはやブラックユーモアでは済まされません。

by takeshi_yamagen | 2013-06-21 03:26  

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