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原付は1,000円が2,000円に! ―自動車業界の魂胆見え見えの市民税増税―

 14.9.6 
 9月議会提出議案で市民に直接影響しそうなのが、軽自動車や原付・オートバイなどに係る軽自動車税の大幅値上げなどを盛り込んだ市税条例の改正案です。
 2015(H27)年度から軽自動車の税率を原動機付自転車及び二輪車は約1.5倍(50ccまでは2倍)、軽四輪車等(H27年4月1日以後に最初の新規検査を受けるもの)は1.5倍に引き上げようというもので、軽四輪車等小型自動車(自家用乗用車)納税額は年7,200円から10,800円に、原付は50㏄以下が現行の1,000円が2,000円になります。
 また2016(H28)年度から適用される軽自動車税の税率のうち、最初の新規検査から13年を経過した軽四輪車等には税率を概ね20%増しにするとのこと。一方、自動車取得税は自動車業界からの圧力を政府が受け入れて軽減、さらに消費税10%引き上げ時には廃止することが予定されているとか。
 「自動車を買わせるためには減税してもらうが、買わせた後ユーザーが高い税金に苦しもうがそれは知ったこっちゃない」という自動車会社の魂胆がこれほどストレートに表れた議案も珍しい。トヨタ1社だけで20兆円の内部留保がある自動車業界になぜそこまで便宜を図らねばならないのか。アベノミクスの本質が透けて見えます。
 

by takeshi_yamagen | 2014-09-06 17:26 | 市 議 会 日 誌  

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