カテゴリ:建声元語 ―よもやま話―( 122 )

 17.7.16
 先週の13日、「今日夜勤やから外で食べといて」と妻からと言われて初めて入った石橋の某飲食店でのこと。
 カウンター席に座ってテレビを見ていると、バラエティー番組に続いて5分間の短いニュースが始まりました。その内容が加計学園をめぐる集中審議のことだったのでそれなりに関心をもって見ていると途中でいきなり他局のバラエティー番組に画面が変わりました。店のマスターがリモコンを操作したのです。この突然の事態に同じく隣でニュースを見ていた男性も「えっ」と小さな声を発していました。
 マスターには堅いニュースを見る客はいないという先入観があったのだろうか、彼自身がバラエティー好きなのかな、など思うところはいろいろあったのですが、こちらの様子を全く伺うことなく番組を切り替えられると、客としてはやはりいい気はしません。
 でもよくよく考えてみると、市民のみなさんから要求やSOSが発せられているのに、自分の先入観や偏見が邪魔をして聞き漏らしたり重視しなかったりした時が、私にもあったのではないだろうか、あのマスターを責めることはできないかも…、いろいろ考えさせられた木曜の夜でした。
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by takeshi_yamagen | 2017-07-16 19:43 | 建声元語 ―よもやま話―

 17.7.3
 最初見ていなかったのですが「結構おもろいで」と妻から言われて見るようになったのが連続テレビ小説「ひよっこ」です。
 舞台は1960年代半ばの東京。ヒロインのみねこ(有村架純)は失踪した父を探しに茨城から出てきたという設定で、その下宿先の同居人も大家もかなり個性的でいずれひと波乱おこりそうな気配です。ただ、その個性がわぁわぁぶつかって「さぁいったいどうなることやら」と思わせておいて、最後はそれなりに丸く収まる不思議な展開が今のところ続いています。
 ところで1961年生まれの私にとって60年代半ばは自身の確かな記憶を辿ることができる最も古い時代です。大阪と東京―、場所こそ違え、ちょっとした小さな空き地の様子やお店のつくりなどが、古い記憶とリンクする時がちょいちょいあります。
 印象に残ったのは佐々木蔵之助と宮本信子が「戦争でたくさんのことをなくした」「あの頃はなかったころにしたい」「でもできない人もいる」とポツリポツリ語り合うシーン。漫画やテレビでは戦争を題材にしたものがよくあったのに自分のまわりの大人たちが戦争のことをまったく話さないのを少し不思議に感じたことを思い出しました。当時の大人たちにとって、戦争の記憶はもの心ついて間もない子どもに気安く話すようなことでは、とてもなかったんですね。

 さてその「ひよっこ」、ビートルズ初来日で日本中の若者が沸き立っています姿を伝えています(1966年6月)。その翌月(同年7月)はウルトラマン放送開始で日本中の子どもたちが沸きたつのですが、番組ではたして紹介してくれるでしょうか。
 
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by takeshi_yamagen | 2017-07-03 20:29 | 建声元語 ―よもやま話―

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 先月28日の共産党の箕面新春のつどいで主催者のK谷さんから「ヤマゲンさん、今日シャツとネクタイのコーディネート決まってますね」と褒められました(写真の首元をご覧下さい)。実は私、服装についてはほとんど無頓着だったのですが、3年前のあることがきっかけで少しファッションにも気にかけるようになり、今回少し「冒険」してみたのが評価されたわけでうれしくないはずはありません。
 確認の意味もこめて他の人にも意見を求めると「可愛い可愛い、似合ってるよ! どんどん冒険してたもれー」(高校の同級生Yさん、FBより)、「あらっ、可愛い!イメチェン?いいと思う〜」(同Sさん)、「ほか褒めるとこなかったんちゃう」(妻)、「チェックに柄ネクタイは勇気いる。僕はようせん」(小林議員)、「スーツとベスト脱いだほうがええかな」(藤原議員)、「いわゆる大阪ファッションやね」(兵庫県Kさん、FBより)等々の声を頂戴しました。
 まぁ、少なくとも全面否定の意見はなかったので一応「よし」としましょう。
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by takeshi_yamagen | 2017-02-20 10:57 | 建声元語 ―よもやま話―

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 安倍首相のアベノミクスがよって立つのが新自由主義。その大きな特徴が、市場経済に委ねれば万事うまくいく」という市場経済万能論とでもいうべき考え方であることに異議を唱える人はあまりいないでしょう。
 それに則って規制緩和が進められた結果、格差と貧困が拡大し、貧困が中間層にも拡大する中で、国民の収入減、購買力の減退、市場の縮小という悪循環が日本社会を覆っています。
 ところで作家の平野啓一郎さんは1月24日付「赤旗」日刊紙で「経済的に困窮者に税金を投入すれば、その人たちはもらったお金をほとんど食費や衣服に使う」ようになり「消費を活発にすると、その動向を通して、企業はなにに設備投資すればいいかも教えてもらえるのです」と指摘しています。裏を返せば日本の現状は消費者のニーズにこたえるという市場経済の最も大事な部分をも蝕んでいることになります。
 市場万能主義が市場経済の量も質も掘り崩していっているのです。
 ということは、健全な市場経済を復活するためには、格差と貧困の解消のためにたたかう共産党を大きくしてもらわなければならないってことになりますね!?
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by takeshi_yamagen | 2017-02-02 13:43 | 建声元語 ―よもやま話―

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 昨日(2日)付の赤旗日刊紙に1984年に不破さんがキューバを訪れた際のカストロ氏との会談の様子を伝える記事が掲載されています(不破「心に深く刻まれた32年前の会談」)。
 不破さんとカストロ氏は初対面。当時キューバに関してはソ連のアフガン侵攻支持やアフリカ・アンゴラへの軍隊派遣などが報じられており、不破さんは率直にカストロ氏に真意を確かめようと思ったわけです。
 詳細についてはぜひ記事をお読み願いたいのですが、カストロ氏の不破さんの質問の一つ一つに決して気をてらうこともなく、時には深く悩みながら誠実に答えようとする真摯な姿に私は心動かされました。私の中で英雄カストロは人間カストロへと変身していきました。
 同時に私はその胸襟を開いた会談は、ともに人類解放をめざす共産主義者であるという厚い思想的なバックボーンがあって初めて実現したのではないかと思います。
 池田に引っ越してきたとき、父が地元の共産党員とすぐに懇意になったのを不思議に思った小学生の私が「なんでそんなにすぐ仲良しになれるの?」と聞いたとき父が「思想がいっしょだからだよ」と答えたことをふと思い出しました(10/3/6付ブログ参照)。
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by takeshi_yamagen | 2016-12-03 10:25 | 建声元語 ―よもやま話―

 16.11.28
 憲法改定を狙う安倍政権ですが、憲法のどこを変えるのかはっきり言いません。確かに憲法改正発議要件を緩和する憲法96条の改定や緊急事態条項の挿入などが取りざたされましたが、いずれもその危険性が指摘されて進んでいるとは言えないでしょう。
 そんな折、群馬県みどり市が2017年4月から学校給食の無償化に踏み切るとの報道が飛び込んできました。市は給食を「人間生活の基本の食文化を伝える教育の柱」と位置づけているとのこと。そう、食育という言葉もあるように給食は教育なんですね。
 ところで日本国憲法はその26条2項で「…義務教育は、これを無償とする」とうたっています。そのまま読むならば「人間生活の基本の食文化を伝える教育の柱」学校給食も、「学問を修める」修学旅行もそもそも無償でなければならないのです。
 安倍政権は野党に対して「反対ばかりで対案がない」とよく批判します。
 しかし私は言いたい。日本国憲法を完全実施していくことこそがわれわれの対案だと。
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by takeshi_yamagen | 2016-11-28 12:49 | 建声元語 ―よもやま話―

 16.11.10
 米大統領選挙でトランプ勝利が報じられた直後から「タラ・レバ話」があちこちで語られ、予想が当たった「識者」のしたり顔がテレビに溢れています。私はそんなものにはほとんど、いや全く興味がありません。さしあたっての関心はTPPがどうなるかということ、そして恐怖はあの男に核兵器発射のボタンが渡ること…。
 ところで、民主党大統領候補をクリントンと最後まで争ったバーニー・サンダースの声明が目につきましたので紹介します。

   トランプの勝利を受けてサンダースが発した声明(2016年11月9日)
 没落しつつある中間層は、病んでおり、支配層の経済、支配層の政治、支配層のメディアにうんざりしている。ドナルド・トランプは、この中間層の怒りをうまく利用した。労働時間は長くなり、賃金は引きさげられており、実入りのいい勤め口が中国その他の低賃金国へと移転されていくのを指をくわえて見送り、億万長者たちは連邦所得税をまったく納めず、自分の子供たちに大学教育を受けさせる余裕がないということに、人々はうんざりしている。―最富裕層がますます富を増大させている一方で、こうしたことが生じているのである。
 トランプ氏が、この国の勤労家庭の生活を向上させる政策を真摯に追求する程度におうじて、私やほかの進歩派は、彼と共闘する意思がある。〔一方で〕彼が、人種差別的、性差別的、外国人排斥的、環境破壊的政策を追求する程度におうじて、われわれは全力を挙げて彼と戦うつもりだ。
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by takeshi_yamagen | 2016-11-10 15:25 | 建声元語 ―よもやま話―

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 前号(16年夏号)の特集は、「今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか?」という特集を組んだ「通販生活」。そのことについて172人の読者から批判や質問がよせられたとのことで、同冬号でそれらの声に答えています。その一つ、「通販成果はいつ左翼雑誌になったのか」との質問に対する回答を以下に示します。

戦争、まっぴら御免。
原発、まっぴら御免。
言論圧力、まっぴら御免。
沖縄差別、まっぴら御免…。
通販生活の政治的主張はざっとこんなところですが、こんな「まっぴら」を左翼とおっしゃるなら左翼でけっこうです。
 良質の商品を買いたいだけなのに、政治信条の違いで買えなくなるのが残念」と今後の購読を中止された方には心からおわびします。永年のお買い物、本当にありがとうございました。

 なんという潔さ、カッコイィ!
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by takeshi_yamagen | 2016-10-31 18:57 | 建声元語 ―よもやま話―

 16.10.30
 理由を述べることなく相手を短いフレーズで罵倒することをレッテル貼りと言います、繰り返しレッテルを貼られると、貼られたほうが別に悪いことをしているわけでもないのに怯んでしまうこともあります。
 しかし、最近そのレッテルを貼られたほうが胸をはって反撃、貼られたレッテルを誇る動きすら出始めています。
 そのいくつかを紹介します。

 安保法制に反対する若者のグループ「SEALDs」(シールズ)や、沖縄・辺野古やヘイトスピーチの現場などを訪ね歩き、安倍晋三政権が進めた安保法制を「暴走」と正面から指弾した連載記事「時代の正体―権力はかくも暴走する」に対して「偏っている」との批判に晒された神奈川新聞は、昨年10月16日に石橋学論説委員が「ええ、偏っていますが、何か」と題する社説を発表しました。
 同委員は「…私とあなたは別人で、考えやスタンスが同じでない以上、私が書いた記事が偏って感じられても何ら不思議ではない、つまりすべての記事は誰かにとって偏っているということになる」と述べて、民主主義における多様性に触れた後、「それぞれが違っているからこそよいという価値観が保たれていなければならない」と説き、最後に「だから空気など読まない。忖度しない。おもねらない。孤立を恐れず、むしろ誇る。偏っているという批判に『ええ、偏っていますが、何か』と答える。そして、私が偏っていることが結果的に、あなたが誰かを偏っていると批判する権利を守ることになるんですよ」と言い添えている。

 石橋氏に倣ってひとこと。
 日本共産党に対しても「偏っている」との批判があります。確かにわが党は国民の側に偏り、絶対に大企業やアメリかに偏ることはありません。しかしその立場は回り回って最終的には大企業のためにもアメリカのためにもなるんですよといい添えておきたいと思います。
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by takeshi_yamagen | 2016-10-30 17:16 | 建声元語 ―よもやま話―

 16.10.14
 経団連の榊原定征会長が「国民の痛み伴う改革を」と与党に要求したとの報道が流れるやいなやネット上に「ふざけるな」の声が飛び交っているとのこと。そりゃそうです。法人税減税や国の研究開発費支給、さらにはタックスヘブンへの事務所移転などで320兆円にものぼる巨額のお金(内部留保)を溜め込み、わが世の春を謳歌する大企業が、国民にはさらに痛みを我慢しろというのだから開いた口がふさがりません。
 わが党の小池晃副委員長・参院議員などが「アベノミクス」の「成長戦略」として「残業代ゼロ」制度の導入を主張している日本経団連、経済同友会の役員企業など40社・93事業所が結ぶ三六(さぶろく)協定を調べたところ、「過労死ライン」とされる月の残業時間80時間を超える企業が31社で77.5%にのぼり、榊原氏が会長をしている東レは、なんと月100時間、年間900時間もの残業を労働者に強いています!
「大企業あっての日本だ」などの声がよく聞かれます。それをいうのならば大企業はそれにふさわしい社会的な責任をまず果たすべきではないでしょうか。
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by takeshi_yamagen | 2016-10-14 12:21 | 建声元語 ―よもやま話―