山元たけしの あの日その時、そしてこれから

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マスコミの橋下離れ

 12.2.29
 27日の「しんぶん赤旗」(日刊紙)でジャーナリストの隅井孝雄氏が興味深い指摘をしています。橋下維新の会を天まで持ちあげてきたメディアの報道の流れが変化してきているというのです。
 まず、16、17日の毎日放送夕方のニュース番組「Voice」が教育改革特集を組み、教員の選別、テスト重視など競争原理による学校再編を進めたアメリカの教育改革の破綻を伝え、同じ路線を進む「橋下教育改革」を批判的に報道しました。
 また、同じ毎日放送の午後のワイド番組「ちちんぷいぷい」が橋下維新の会の政策「船中八策」を取り上げた時も出演者の一人が「マスコミ対策のアドバルーンで内容は空虚だ」と語り、多くの項目が批判の対象となっていたとのこと。
 さらに、NHKが2月16日の全国ニュースで橋下市長の職員アンケートについて「違憲だとの指摘がある」と報道、わが党の志位委員長のコメントも伝えました。
 橋下市長は自分をよいしょしてくれるものと信じていた(?)マスコミが「反旗」を翻し始めたのがよほどこたえたのか、ツイッター上で何度となくヒステリックな反論を試みています。
 隅井氏は放送メディアが橋下維新の会の政策の基本や問題点を報道し始めたことに注目し、メディア自体が小泉ブームを演出した同じ事態を繰り返してはならないと指摘しています。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-29 00:48

ファシストは事実を語って忍び寄る

 12.2.28
 思想調査や2条例案などに批判が高まっているものの、橋下維新の会の人気は相変わらず高いようです。
 その一因として、彼らが一片の事実に基づいて国民感情に訴えていることがあると私は思います。例えば橋下氏が「膿を出し切る」という今回の大阪市職労パッシングでも、同労組の「解同」べったりの姿勢や組合ぐるみ選挙に対する市民の批判の存在という「事実」を、彼らはうまく利用しているのです。教育基本条例でも一部教師の不祥事やいわゆるモンスターピアレントの存在を意識していることは明らかです。
 その手口は、1936年の2・26事件の主謀者をはじめとした日本のファシズム勢力が政治家と財閥系大企業と政治家の癒着を批判し、不況克服を声高に叫んでいたことや、ナチスが「戦争成金の資産を収奪して国民に再配分する」と主張していたことを思い起こさせます。それらは事実に基づいたそれはそれでまっとうな意見であったわけです。 
 同時に橋下維新の会が、労働組合と市民、公務員と民間労働者、教師とその他の一般国民など、国民の間に様々な分断を持ち込み、互いに反目させようとしていることもよく見ておく必要があります。これについても「税金で食っている公務員」「金持ちユダヤ人」と声高に叫び、公務員、ユダヤ人とその他の国民を反目させながら独裁政治を進めていったナチスの歴史から私たちは学ぶ必要があるでしょう。
 それからもう一つ、日本でもドイツでも気がついた時には国民誰もがなにも言えない社会になっていたことも付け加えておかねばなりません。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-28 10:25

市役所が住民監視の秘密警察に!!

 12.2.27
 2月14日付けの当ブログで、私は橋下大阪市長の職員対象の思想調査が実施されれば大阪市は密告職場になると書きましたが、問題はそれにとどまらず、被害が市民や国民にも及んでいることをうちの志位委員長が指摘しています。
 というのも、アンケート文面では「あなたは、この2年間、特定の政治家を応援する活動(求めに応じて、知り合いの住所等を知らせたり、街頭演説を聞いたりする活動も含む)に参加したことがありますか」という設問で、「誘った人」の氏名まで回答することを求めていますが「誘った人」は、大阪市職員に限定されていません。また、「あなたは、この2年間、職場の関係者から、特定の政治家に投票するよう要請されたことはありますか」という設問でも、「要請した人」の氏名まで回答することを求めているのですが、これも「要請した人」が大阪市職員に限定されていません。
 つまり、このアンケートでは大阪市の職員に「選挙で○×さん頼む」「演説会に行きませんか」と訴えた一般の市民、国民の名前まで報告しなければならないからくりになっているのです。まさにこのアンケートは市役所を「市民の福祉のための機関」から「住民監視のための秘密警察的機関」につくりかえようとするものと言わざるを得ません。
 この思想調査に対して、大阪市教育委員会が「教職員には実施しない」と決め、大阪府労働委員会が「調査続行を差し控えよ」との勧告を行なうなど、国民の間から厳しい批判の声が起こっています。さすがの橋下市長も「思想調査」の「凍結」を言い出しましたが、思想調査ははっきり中止するとともに、回収したデータの廃棄と市民と国民に対する謝罪が求められます。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-27 00:41

アタシ、久々にオカマに戻りました ―八幡市美濃山瓦窯を見学して―

 12.2.25
c0133503_8164381.jpg 先日「京都で奈良時代の瓦窯 掘ってるらしいですよ。ヤマゲンさん、見学に行きませんか」と前の職場の同僚のO君からお誘いを受けました。なんとか時間を作って、久々にオカマに戻って!?八幡市美濃山にある調査現場に向かい、調査担当のTさんから詳しい話を伺いました。
 丘陵の北向き斜面を穿って作られたこの瓦窯、おもしろいのは最初につくられた細長い窯(いわゆる穴窯、登り窯)の最上部(奥壁部分)を壊して新しい小規模な窯(ロストル式の平窯)をつくり、さらにそれを壊してより斜面上方に新しい平窯が作られていること。つまり奈良時代(8世紀)のうちに計三つの窯が同じところに連続して作られたわけです。最後につくられた窯は大変残り具合が良好で、窯の構造がその細部までよく分かりました(写真)。
 そこで出てくる疑問は、なぜ同じところにわざわざ連続して窯を作ったのかということ。翻って窯の周辺をよく見ると、斜面の地質が窯の部分だけが粘土ではなく細かい砂になっています。「やっぱり水はけのいいところを狙ったんやなぁ」というのが二人のさしあたっての結論。
 また、Tさんによると「この瓦窯はごく近くにある美濃山廃寺の瓦を焼くために作られたようなのですが、その製品はそれにとどまらず南山城一帯に供給されています」とのこと。需要が結構多かったことも窯が継続してつくられた一因かもしれません。
 いやぁ、久々にいい窯を見せてもらいました(09/10/15ブログ参照)。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-25 08:17 | 歴 史 夜 話

右から左まで今年は読書に精を出します

 12.2.24
 別に元旦に一年の計をたてたわけでもありませんが、今年は少なくとも今予定されている選挙はないので(解散総選挙が気にはなりますが…)、じっくり読書にいそしもうと先日一気に本を買い込みました。ちょっとご紹介。
 まずは不破哲三著「マルクスエンゲルス革命論研究 上」同「エンゲルスと資本論 上」(ともに新日本出版社)。ここんところマルクス、エンゲルス、レーニンに関する本を精力的に書かれているうちの不破さん、「私も読まなあかんなぁ」と思っているうちに15年が過ぎてしまい、今回、手始めにと買ったのがこの2冊。
 お次は渡部昇一著「知的余生の方法」(新潮新書)。不破さんと左右のバランスをとるわけではありませんが、著者の渡部さんは産経新聞「正論」の常連、いわば保守の論客のお一人。若い頃、氏の書かれた「知的生活の方法」を「このおっちゃん、なかなかおもろいこと書いてるなぁ」と読んだことを思い出してつい買ってしまいました。
 歴史ものでは水谷千秋著「謎の渡来人秦氏」(文春新書)。著者の水谷さんは、近年蘇我氏や継体天皇など古代史に関する本を次々に著しておられ、まさに“のってる歴史学者”。氏が池田にもゆかりが深い秦氏をどう料理されるか、楽しみです。そして、せっかくNHKの大河ドラマでとりあげられたんだから、ちょっと勉強しなおそうと思って読み始めているのが武光誠著「平清盛」(平凡社新書)です。 
 また、毎週土曜の赤旗配達を終えて帰宅した頃に「このおばちゃん結構おもろいな」と見始めた対談番組が阿川佐和子さんの「サワコの朝」。その流れでほとんど衝動買いしたのが阿川佐和子著「聞く力」(文春新書)。最後は徳岡孝夫・中野翠著「泣ける話、笑える話」(文春新書)。千夜一夜物語よろしく寝る前に一話ずつ読んでいっています。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-24 07:43 | 積ん読・乱読・熟読日記

小中一貫校賛成の人からも疑問の声が出始めました

 12.2.23
 池田市教委は「少人数の学校では競争がなくなり切磋琢磨できない」「中一ギャップがあるから6・3制より4・3・2制が必要」などを施設一体型小中一貫校導入の理由にしてきました。しかし、彼らの「切磋琢磨論」は具体性を欠き、「過度の競争で子どもたちの心に傷を残すこともある」「早くからできる子できない子を振り分けるものだ」の声もあり、市民の間で意見の一致を見ていません。4・3・2制に到っては教育的効果を示さないどころか「6・3制もいいところがある」「6・3制を否定しない」と言い出す混迷ぶりです。 
 はっきり言って、市教委の並べたててきた小中一貫校推進の理屈はいずれも「理論的破綻」を来たし、市民的合意を得ていないことはもう誰の目にも明らかです。
 そんな中行われた石橋・秦野小学校守る会の集いで井口堂にお住まいのKさんから「俺は競争は必要だと思うから小中一貫校は賛成だ」との意見を出されました。それに対して「学校での競争は否定しないけど、市民の間で意見が割れていることを強引に進めるのはどうだろう…」「教育委員会がまず進めることは、市民全体の要求になっており効果も実証済みの少人数学級では?」の発言が続き、Kさんも「なるほど」といった感じでうなずいておられました。
 池田市教委の進める学校統廃合計画について、小中一貫校賛成の立場の人からも不安や疑問の声が出始めたのがこの間の大きな特徴です。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-23 01:59 | 守ろう!みんなの小学校

災害時の避難場所や通学に危険な道路が心配です ―市のまちづくりアンケートの結果から―

 12.2.21
 池田市は現在まちづくりマスタープランの作成を進めていますが、それに先だって去年6月市民3,000人を対象に街づくりに関するアンケートをとりました。
 その中の「身近なまちの住環境上困っていること」の質問に対しては、「避難場所や避難経路が十分確保できているか不安」と答えた方が最も多く(40.0%)、以下「子どもの通学に危険など歩きにくい道路・歩道が多い」(34.5%)、「一人暮らしの高齢者が増え、まちの活力が弱まっている」(29.8%)と続いていました(複数回答可)。小学校がなくなればこれらの市民の願いの実現が遠のくことは誰の目にも明らかです。
 先日開かれた都市計画審議会議の場で、私は「これらの市民の切実な声は教育委員会も含めて市役所全体の施策に反映すべきである」と要求しました。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-21 11:43 | 守ろう!みんなの小学校

学校統廃合は通学や小規模校の利点を考え、住民の理解と協力を得よ ―文部省通達より―

 12.2.18
「山元君、これ読んでるか」といってある人から文部省が各都道府県教育長あてに出した通達(文初財第431号 昭和48年9月27日)を教えてもらいました。興味深い文章なので以下に紹介します。

          公立小・中学校の統合について

               (前文略)

1.学校統合の意義及び学校の適正規模については、さきの通達に示しているところであるが、学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない。また、小規模学校には教職員と児童・生徒との人間的ふれあいや個別指導の面で小規模学校としての教育上の利点も考えられるので、総合的に判断した場合、なお小規模学校として存置し充実するほうが好ましい場合もあることに留意すること。

2.(1) 通学距離及び通学時間の児童・生徒の心身に与える影響、児童・生徒の安全、学校の教育活動の実施への影響等を十分検討し、無理のないよう配慮すること。
(2) 学校統合を計画する場合には、学校の持つ地域的意義等をも考えて、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること。
(3) 統合後の学校の規模が相当大きくなる場合や現に適正規模である学校について更に統合を計画するような場合は、統合後の学校における運営上の問題や児童・生徒への教育効果に及ぼす影響などの問題点をも慎重に比較考慮して決定すること。

 このように文部省(当時)も学校統廃合については通学上の問題や小規模校の利点を十分検討し、なによりも住民の理解と協力を得て行うよう指摘しているのです。
 池田市教育委員会はこの通達に逆らって小学校の統廃合を進めるべきではありません。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-18 23:41 | 守ろう!みんなの小学校

教育委員会が今すべきことは少人数学級の推進です

 12.2.17
 大阪府教育委員会から少人数学級の効果にかかわって興味深い資料が出されています(「平成21年度 少人数学級編成に係る研究(報告)」平成22年7月20日 府教委事務局 市町村教育室 小中学校課 インターネットでも検索できます)。
 それによると35人学級の実施で大阪府の公立小学校の学級数は小1で677から946へ、小2で704から980と増加し、1学級の児童数は各々37.5から26.8、37.6から 27.0と10人以上減少しているとのこと。
 その結果、欠席者率が導入前の2003年の2.09%に比べて、1.81%(07年)、1.62%(08年)、1.52%(09年)と毎年確実に減り、学習到達率のついても、繰り上がり等の計算で63%、ひらがなの読み書きで74%、漢字の読み書きで70%と、導入前に比べ全体の7割程度の学級で到達率が上昇しているのです。
 さらに興味深いのはそれに伴う教育的な効果についての先生方へのアンケート結果です(「数字はとてもそう思う」「そう思う」の合計の割合)。
「子どもに対して教師の目が行き届くようになった」98.1%
「子どもたちの話に耳をかたむけられるようになった」95.1%
「子どもどうしのトラブル・けんかが減った」84.1%
「総じて児童の学力が向上している」94.8%  等々…。
 どの項目についても圧倒的多数の先生が高評価を下しています。また、報告は「保護者の多数も肯定的な評価をしている」と記しています。
 まさにいいことづくめ、少人数学級の効果は一目瞭然です。
 池田市が真先にすべきことは、曖昧で不確かな理由に拠って小中一貫校を作るのではなく、父母、教職員の願いであり、実際教育的効果も実証されている、さらに言うならば、だからこそ国も府もほかならぬ池田市も導入している少人数学級を中1も含めて、それこそ全市的にさらに推進していくことではないでしょうか。

 明日(18日)2時より私の市政報告会を住吉会館(住吉神社西隣)にて開催します。小中一貫校問題の現状などについてもお話いたします。お誘い合わせのうえお越しください。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-17 22:26 | 守ろう!みんなの小学校

全市小中一貫校化にこだわる池田市の特異な姿勢が浮き彫りになりました

 12.2.16
 少し前の話ですが1月31日付けの朝日新聞大阪版に「小中一貫池田の決断」と題して、池田市が耐震化工事の低コスト化や中1ギャップの解消を理由に全市的に施設一体型小中一貫校化を進めていることを紹介しています。
 同記事は池田市が市内全小学校を小中一貫校化することについて「ほかに聞いたことがない」(府教委)、「一体型でなくても各校の工夫で一貫教育の理念は実現できる」(別々の施設で小中一貫教育を始めた寝屋川市教育委員会担当者)といった疑問を呈する各地の意見にも触れ、さらには「小学校は教育のためだけのものではなく、地域の財産」(伏尾台小学校の児童の母親)という声を紹介し、小学校の存続を求める署名が人口の約1割にあたる1万3千筆が集まっているといった反対運動の高まりを伝えています。
 教育学的に効果の実証されていない施設一体型の小中一貫校化を、全市的に進める池田市の特異な姿勢が改めて浮き彫りになった形です。
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by takeshi_yamagen | 2012-02-16 11:03 | 守ろう!みんなの小学校