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四大公害病

 13.4.29
 3月議会の報告やなんやかんやで…、というのはほとんどいいわけ、実のところは自らの怠慢で日々の新聞を十分読んでいない日が続き、ここ数日4月後半の赤旗と一般紙の記事に改めて目を通しています。
 さて、その中の一つが16日の水俣病をめぐる最高裁判決。
 この判決では「1977年の国の認定基準にある複数症状の組み合わせがなく、手足の感覚障害のみの水俣病は存在しないというのは科学的な証拠はない」とし、「症状の組み合わせが認められない場合でも、証拠を総合検討した上で、個別の判断で水俣病と認定する余地」を認め、これまで水俣病として認定されるべき患者が、厳しい認定基準によって切り捨てられてきたことを厳しく指摘しました。画期的な判決であったことを改めて認識した次第。
 また、国が発生から50年以上たっているのに一度も住民の健康調査を実施していないこと、水俣病に私よりはるかに若い1970年代生まれの患者さんがおられることも初めて知りました。水俣病は遠い過去の病気ではけっしてないのです。
 ところでこの水俣病をはじめとした四大公害病、大阪の学校では子どもたちが覚えるのに苦労しているとよく聞きます。まず水俣自体が遠い九州の、読み方も難しい地名であるのに加えて、新潟水俣病と地名が二つくっつくのもあり実にややこしいというわけです。さらに地名ばかりかと思いきや富山のイタイイタイ病は症状に由来するわけで、命名基準に統一性がないといわれれば確かにありません。
 そして極めつけは四日市ぜんそくを四日に一度ぜんそくが襲うという症状に由来すると考えてしまったご近所のKさんのお孫さん、テストで「四日一ぜんそく」と書いてしまったのです!幸いにもやさしいおばあちゃんに三重県の都市の名前に由来することを丁寧に教えてもらったのでこれ以上の被害はくいとめることができました。
 子どもたちにはちょっと覚えにくいところもある四大公害病ですが、私たちは決して忘れてはいけません。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-29 19:01

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 今日付の「赤旗」日曜版1面は必見、御読み得です。
 自ら「自衛戦争を認めろという改憲論者」という小林節慶応大学教授―当然わが党とはかなり距離がある人です―が、安倍政権が改憲要件を衆参各議院の三分の二の発議の要件(憲法96条)を過半数に引き下げようとしていることを批判しているのですが、その一つ一つの主張がまさに「眼から鱗」、引き込まれるように読んでしまいました。
「憲法は権力者を縛るものです。だから変えるには一般の法律より厳格な手続きが必要、…改正ハードルが高いのは当たり前。世界では三分の二が普通」
「憲法というのは日本の法体系の中で唯一国民が権力者を縛ることができる仕組みです。権力者が判断を誤って暴走することがないよう、国民がブレーキをかけるためのもの」
「自民党が改憲要件の緩和をしようというのは、自分たちの改憲案が国民を説得できないからだ」
「憲法は守るものではなく、権力者に守らせるものだ」等々。
 自民党などが「権利ばかりで義務がない」と日本国憲法をよく批判していますが、憲法がそもそも権力者を縛るものであるのなら別におかしいことではありません。「義務を増やせ」と国民が言うのならともかく少なくとも為政者が言うべきことではないですね。 
 文字通り党派を超えて安倍首相に憲法を守らせる運動が大事になってきました。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-28 21:55

 13.4.26
 日本政府はTPP参加を表明しました。
 TPPによる関税撤廃で日本の経済、とりわけ農業への影響が懸念されます。農林水産省の試算でも、関税撤廃で、日本のコメの自給率は1割以下、国民が食べるコメの9割以上が外国産米になり、その結果、自民党政権のもとで低下した食料自給率は、現在の39%からさらに13%に落ちるとしています。
 政府与党筋からは「競争に勝つ強い農業が必要」と言った類の言葉が頻繁に出てきていますが、一戸当たりの耕作面積が日本の100倍のアメリカ、1,500倍のオーストラリアの農産物を関税なしで輸入したら日本農業が壊滅するのは火を見るよりも明らか。政府は圧倒的な経済力の差を無視して米英との戦争に突き進んだ70年前の愚をくり返すのでしょうか。
 ところで私は今回のTPPのような国政の大問題がおこった場合、原点(そもそも論)に立ち返って考えるようにしています。
 まず、そもそも農業とは競争と相いれるものかという点です。
 農業は国民の胃袋を満たすのが第一の目的。同時に農業には国土の自然環境の保全、水害時の保水能力の確保、さらには二酸化炭素削減といった数字には表れない大事な役割があります。これらの役割は国際競争では出てきません。
 また日本の農業の競争力を日本の農業をつぶしながら進めるというのは本末転倒も甚だしい。もっというならば外圧に頼らなければ日本の競争力をつけられないというのは政府の無能さを示していると言えるのではないでしょうか。
 もっと「そもそも論」を言うならば、貿易の目的は何なのかということです。
 私が思うに、貿易とはある国の足らずの部分を他の国に補ってもらおうというのが基本。つまり貿易はそもそも競争ではなく、輸出入によって国民生活を向上するものであるはずです。
 私は国際競争そのものを全否定はしません。しかし、そもそも平和的、友好的なものであるはずの貿易の第一の目的に競争が置かれ自国の産業をつぶすというは、これまた本末転倒ではないかと言いたいのです。
 こんな原則に基づかない本末転倒が横行する背景には、「そもそも」アメリカに卑屈なまでに従属する日米安保体制があることは明らかです。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-26 09:08

 13.4.24
 18日に長年地域の共産党の発展に尽くしてくださった党員のAさんが亡くなり、お通夜とお葬式に参列させてもらいました。20・21日は友人の一周忌で石川県へ。悲しみが消えることはないけれども娘さんの元気な姿を見て少しほっとした次第。
 翌22日の朝、その友人の御遺族に礼状を書いている時に届いたのが元議長の椴木猛市会議員の訃報。
 椴木さんは、議会で激しくやりあった後に、共産党の控室にふらっと訪ねてこられ「さっきの発言は言い過ぎ。あそこで止めとき」「あそこはもっと突っ込んだらええのに」と、笑いながらアドバイスしてくださる、そんな先輩でした。
 また、党派は違えど同じ石橋の住民、地域の発展を願う点では椴木さんと思いは一つ。「同じ名前やし、たけし君には教えてあげるわ」と言いながら、商店街の餅つきなど地域の行事に毎年誘ってくださったやさしい姿が思い出されます。
 椴木さん、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-24 15:11 | 墓碑銘 ー送ることばー

 13.4.20
 1948年の戦後の混乱期、福島県の山間部に暮らす林田義助は、副業の「ニセ歯医者」をする傍ら、本業の土蔵破りで糊口を凌いでいた。
 翌49年の夏の終わりの深夜、一仕事終えた義助とその相棒庫吉は「杉山」のほうからやってくる合計9人の訛のない長身の男とすれ違い、その直後大音響を耳にする。列車が転覆したのだ。
 数日後、義助と庫吉はお互いの目撃談を話しあい、犯人は不審な9人組だろうと確認する。しかし、その後会った犯人とされた3人の労働組合員たちはいずれも背が低く事件当日に出会った不審な男たちとは似ても似つかない。義助は杉山事件が冤罪事件だと確信する。その後義助は県議会議員選挙で選挙参謀を務めるなど地元の名士となっていく。
 一方義助が杉山事件の犯人を目撃していたことは弁護側、警察側双方が知るところとなり、弁護側からは「ぜひ被告の無実の罪を晴らすために法廷で証言してほしい」と求められ、警察側からは「証言すると当日の「泥棒稼業」が明らかになり、今の地位と名誉を失うぞ」と脅される。悩みに悩んだ末に義助の出した結論は…。
 松川事件を題材にしたこの映画で揺れ動く義助の心理描写を見事に演じ切ったのが先日亡くなった三国連太郎さん、弁護士役千葉真一、警部補役伊藤雄之助、検事役加藤武、妻役佐久間良子などの名優、怪優が脇を固め、全くみごとな社会派コメディーに仕上がっている。特にそのラストは圧巻!

 「釣りバカ日誌」のスーさんもいい、「赤い運命」の元殺人犯の百恵ちゃんの父親島崎役もよかった。しかし、私にとって三国連太郎と言えば「にっぽん泥棒物語」(1965年 山本薩夫監督)なのです。
 御冥福をお祈りします。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-20 08:05 | 銀 幕 日 記

 13.4.19
 3月30日に開催した日本維新の会の結党大会で橋下代表は「安倍首相はどんどん輝いてきましたね」「安倍首相の大胆な行動、政治行動は高く評価されるべき」「応援するところは応援なければならない」と安倍内閣を天まで持ち上げ、記者団から「他党のことをあそこまで褒める党大会はめずらしい」と皮肉られる始末。
 政策面では橋下代表が一時看板にしていた「反原発」や「企業、団体献金禁止」は跡形もなくなり、6月6日に東京都内のホテルで開く政治資金パーティーについては所属国会議員に当選回数×20枚の販売ノルマを課すなど、自民党顔負けの政治資金集めに奔走しています。
 既成政党打破を掲げて支持を得てきた維新ですが、このように自民党との一体化が完成。支持率が半減(1月4.6%、2月3.3%、3月2.0%)するなど、国民にその正体が見透かされつつあります。

 山元たけし市政報告会を開催いたします。お誘い合わせのうえお越しください。
  とき;4月22日(月) 午後6時~
  場所;石橋会館(石橋南小北隣)

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by takeshi_yamagen | 2013-04-19 03:14

 13.4.18
 大阪北部に住まう人間なら見知った人の中にお世話になった方が一人はいると言っても過言ではない千里救命救急センター。そのセンターへの補助金3億5千万円が橋下府政のもとで廃止されてちょうど2年経ちましたが、同センターでは看護師確保が難しくなり救命の病床が31床から20床に、実に11床も減っているとのこと。私たちの最後の命綱が切れかけています。
 13日の早朝淡路島付近を震源とする震度6弱の地震が発生。泉南郡岬町で震度5を記録した大阪府内でも、住宅の損壊や水道管の損傷が確認されました。阪神・淡路大震災を体験した兵庫県は地震の発生後、ただちに対策本部を設置して状況確認に努めたのに対し、大阪府では防災情報メールの送信がシステムエラーで失敗していたことが判明するなど、対応の甘さが目立ったとのこと。
 災害時に被害の状況を掌握し、的確な指示を出すのが自治体の首長の努めのはずですが、松井大阪府知事と橋下大阪市長はあの日なにをしていたか。地震への対応はそっちのけで政党幹部として隣県の選挙(宝塚・伊丹市長選)へ遊説に出かけていたのです。
 橋下前知事が府民の反対に耳を傾けず、府庁機能を南港埋立地のWTCビルに移しましたが、東日本大震災時にエレベーターが止まってしまうなど全く災害時に機敏な行動がとれなかったことは皆さんご承知のとおり。さらに大阪市内では地域医療の拠点である住吉市民病院がつぶされそうになっています。
 維新に政治をまかせては住民の命も安全も守れないことは今や明白です。

 明日、志位和夫を迎えての日本共産党大阪大演説会が行われます。お誘い合わせのうえお越しください。
  とき;4月19日(金) 6時開場 7時開会
  場所;なんば府立体育会館

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by takeshi_yamagen | 2013-04-18 04:00

 13.4.17
 太宰治「人間失格」の冒頭部分ではないけれども、結構恥の多い人生を送って来ました。
 小学校時代はまわりの雰囲気お構いなしに疑問に思ったことをずけずけと口にするかなりのKY少年。大学時代は大学時代でかじりかけのマルクスを盾に相手を説き伏せようと哲学論争を吹きかけるようないきった学生でした。
 そんな消し去りたい自らの過去について、先日小学校時代の級友のK君が「当時おまえは信頼できる人間やと思った」と意外なことを言ってくれました。理由を聞くと「勉強も運動も目立ったというわけではないけど(言わんでええやろ!当たってるけど…)、絶対に強い者にゴマすることなかったから」とのこと。
 また共産主義をめぐって「大論争」を繰り広げたことがあったらしい(実は僕は忘れてしまっていた)S君は「俺は右翼系の大学出て、日当もらって右翼の街宣カーに乗ったこともある人間。一方ヤマゲンは一銭ももらってないのに熱く自分の思想を語っている…。その時からやで、共産党は右翼や他の政党とはちょっと違うんとちゃうかと思い出したのは」と30年前の思い出を語ってくれました。ちなみにS君、今では「赤旗」の熱心な読者です。
「あながち恥ばっかりではなかったんだ」と一人悦に入るおめでたい昨今のワタクシでした。
 
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by takeshi_yamagen | 2013-04-17 00:07 | 山元のすべらない話

 13.4.16
 池田市の今年度予算には介護、国保、後期高齢者の窓口を民営化するという「福祉部窓口等民営化事業者選定委員会」設置予算が入っています。「事業が増え、今の陣容では住民サービスが維持できないから」とのこと。さらには国保料本算定通知書の封書詰めや発送まで業務委託する予算も。こちらは「短期間に発送しなければならず忙しくて間にあわないから」というのがその理由。正規職員を減らし続けてサービスが維持ができなくなって民間に任せるようにしたというのは本末転倒と言わざるを得ません。
 すでに民間委託された総合窓口もそうですが、所得や家族構成などの個人情報に触れる部署を安易に民間に任せるべきではありません。現に京都府宇治市では委託業者を通じて25万市民の個人情報が流出する事件も起こっているのです。
 これらの点を質すと市は「(総合窓口での)業者のセキュリティは万全」「携帯電話などは持ち込ませていない」などと言います。しかし、さらに追及すると市は委託業者側の社員の身分や氏名も十分把握していないことが明らかになりました。どんな身分の誰がどんな情報を知り得ていつやめていったか市の人間はわからないわけです。これではいくら情報漏洩を否定しても信じろというほうが土台無理な話です。
 誤解がないように言うと私は民間の仕事が全てダメと言っているのではありません。市民の個人情報などに関わる業務は、利潤追求の民間ではなく、全体の奉仕者であり守秘義務も課せられている市職員が直接行うべきだと言いたいのです。
「民でできること民で」のスローガンのもと、「公でしかできないことまで民で」おこなう池田市のアウトソーシング路線―、どこかでストップをかけないと大変な事態になりそうで私は本当に心配です。市民の皆さんはどうお考えでしょうか。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-16 23:48 | 市 議 会 日 誌

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 14日は近隣自治体で選挙が重なりました。
 まず大阪府能勢町。
 わが党の中西顕治候補が定数削減の中、初当選、能勢の共産党議席を守りぬきました(写真)。
 注目すべきはその票の出方です。民主党は現有1議席でしたが、得票・得票率ともに大きく後退し、議席を失いました。維新を名のった4人の得票合計は衆院比例から後退し1人は落選。公明党は現有2議席を確保しましたが、得票も得票率も後退。政党を名のった候補者で、得票も得票率も伸ばしたのはわが党の中西候補だけです。広い能勢で学校を一ヶ所にしてしまおうとする学校再編計画の見直し、TPP反対、国保税値下げの訴えが町民に届いたようです。
 一方兵庫県宝塚・伊丹の市長選挙では維新候補が惨敗。情勢の変化を実感させる「猪名川筋」にある自治体の選挙結果でした。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-15 23:31