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えっ、35年も同じ業者に発注! -市役所清掃・警備業務委託の入札を衝く―

 08.12.20  
 池田市の施設の清掃・警備業務委託は、長年同じ業者が委託をうけており、おかしいのではないかという声が市民の間から出ており、私は18日の一般質問でこの問題を取り上げました。
 山元「公共施設、とりわけ市役所庁舎の清掃・警備業務委託について、入札の形式、落札率、さらに現在受託している業者は、もう幾度にもわたって受託していると聞いているのですが、いったい何年にわたって受託しているのか、お聞きします」
 市当局「指名競争入札で行っています。落札率は清掃97%、警備98%です。 清掃は昭和48年以来同じ業者です(警備は昭和49年以来)」(議場に「え~」と驚きの声) 
 山「異常に高い落札率で、清掃も警備もこんなに長く同一業者なのは池田だけだ。指名競争入札は業者指名をめぐって癒着が起こりやすい。入札の透明性と競争性を確保するために現状では総合評価一般競争入札がよいと思うが、見解を伺います」
 市「これらの業務は安定性が必要。適正に入札はしてきた」
 山「北摂7市を見ると、指名競争入札は4市(池田・箕面・吹田・高槻)。やはり池田と箕面は落札率が異常に高い。豊中・茨木市は総合評価一般競争入札を導入することで、吹田市は指名業者数が多くすることなどで落札率を低くおさえ、摂津市はシルバー人材センターに委託するなど思い切った施策を行っている。池田市もそれらを参考にして入札制度を改善していくべきだ。庁舎の清掃だけでも落札率が茨木市ほど(82%)なら500万円、豊中市(77%)ほどなら1,000万円、市の財政に貢献できる(これらの業者は市民病院などでも業務を受託しているので、実際にはもっと多くなる)」 
 市「総合評価制度も含めて今後検討していく」 
 改善への第一歩は踏み出したようです。
 市の財政状況がよくないから公共料金値上げとばかりに、すぐに市民負担を増やすのではなく、まずこういったところの改革に着手すべきだと思うのですが、いかがでしょう。  

by takeshi_yamagen | 2008-12-20 16:17 | 市 議 会 日 誌  

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