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映画「蟹工船」を見てきました

 08.12.28 
 映画「蟹工船」(1953年)を見に行ってきました。
 函館を出航してカムチャッカへ向かう蟹工船。船内は背中一面刺青の男、関東大震災で工場がつぶれて借金から逃げてきた男、妻殺しで追われている男、東京でストライキ経験のある男、「もっど、勉強しだかったぁ」と嘆く年端もいかない東北出身の青年、等々でいっぱいです。
 暴風雨などお構いなしで母船から出漁させ、時間の無駄とばかりに他船のSOSを無視し、ロシア(ソ連)領海すら侵して操業を続ける…、まさに蟹の水揚げ量と缶詰の生産量を上げることが、なによりも優先されていきます。
 そして、出漁時に海に投げ出される者、過酷な労働に倒れる者、反抗した咎で虐待を受け殺される者などが続出し、ついに船内で自然発生的にストライキが広がる…。そこらあたりまでは、小林多喜二の原作にほぼ忠実なのですが、ラストは山村聡監督が結論を急ぎすぎて、リアリティと丁寧さに欠けてしまったように私には思えました(詳細を言うのは控えますが)。 
 観客(大半は青年でした)は決して多いとは言えなかったのですが、この半世紀以上前の白黒映画が一般の映画館でリバイバル上映されること自体が今年の情勢を反映しています。
「浅川(蟹工船内で労働者を「支配」した監督)みたいな奴、職場におるわ」そばにいた青年の話し声が印象的でした。
by takeshi_yamagen | 2008-12-28 12:44 | 銀 幕 日 記

日本共産党 大阪・池田市会議員  山元たけしの日々の活動を綴ります


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