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多喜二の恋人田口タキさん死去

 09.12.16
 プロレタリア作家小林多喜二(1903~33年)の恋人だった田口タキさんが6月19日に亡くなっていたことが12日に判明。102歳だったとのことです。
 1924(大正13)年、小樽市内の飲食店で働いていた当時16歳のタキさんは北海道拓殖銀行小樽支店に勤めていた多喜二と知り合い交際を開始し、一時は小林家に身を寄せていました。多喜二は結婚を望んでいましたが、タキさんが身を引いたと伝えられます。多喜二がタキさんに書いたラブレターの一節「闇があるから光がある」は有名。
 私事ながら、14年前小樽を訪問した際、偶然泊まった駅前のホテル(ホテルニューみなと。現在廃業)が、タキさんが多喜二の家を出た後に住みこみで働いていた中央ホテルであったことを知りました。それだけで「歴史の奇遇」などと仰々しいことを言うつもりはありません。しかし、それ以来小林多喜二とともに田口タキさんのことが気になってきたのは事実。タキさんが御存命であることも知っていました。今回訃報に接し、改めて80年前の北の大地の青春に思いを馳せています。     
 二人を偲んで、正月にはまた「多喜二」を読もう(07/12/16付ブログ参照)。
by takeshi_yamagen | 2009-12-16 17:51 | 山元のすべらない話