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博物館のガラス

 10.1.29 
 石橋の居酒屋さんの隣に座られていたビジネスマン風のお二人。聞くともなく話を聞いていると、どうも博物館関係のお仕事をされている様子です。思い切って話しかけると、はたして展示ケースの販売などを手がけている会社にお勤めの方(Nさん、Iさん)でした。
 私が以前博物館に関係する仕事をしていたと「正体」を明かすとたちまち意気投合。共通の知人がいたこともあって、博物館話や歴史話に花が咲きました。
 酒の勢いも手伝って「しかし、本当は展示物はケースから出してなまで見たいものですね」と少々意地悪な質問をすると、Iさんは「山元さん、そのとおりです。だから、光が反射しないガラスを今開発しているんです」とおっしゃり、「先日、博物館のあるお客さんが「えっ、ガラスがあるの?危うくぶつかりそうになった」と話しておられたんです」と続けられました。「それって、最高の褒め言葉やないですか」と私が突っ込むと、こっくりうなずいて、嬉しそうにグラスを飲み干されました。
 展示のレイアウトや説明パネルの文言などにはすぐ目がいきますが、展示ガラスの技術も日進月歩なんですね。いい勉強になりました。 

by takeshi_yamagen | 2010-01-29 00:51 | 博物館は楽し  

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