元史建歴38 不思議なきょうさんとう
2010年 03月 06日
10.3.6
前回は父の政治的「英才教育」について触れたが、それがそのまま共産主義者としての今の生き方に結びついていったか、といえば決してそんなことはない。
確かに、父母は戦後一貫して、同居していた祖父母は戦前の非合法時代からの共産党の支持者、ものごころついた時から「赤旗」があり、父や祖父の酒の席ででてくる人名が、とっきゅう、みやけん、たにぜん、やません…というわが家では「きょうさんとう」が空気のような存在であったのは事実である(ちなみに以上の名前をすべてフルネームで答えられるならば、あなたはかなりの共産党通です)。
また、池田に引っ越してきた頃、近所の共産党員のTさんと父はすぐ懇意になり、「引っ越してきたばかりでお互い初対面なのに、なぜすぐに仲良くなれるの?」と私が不思議に思って尋ねたところ、父が「考え方が一緒だから」と答えたことを鮮明に覚えている。
「きょうさんとうの考え方というのは、人をすぐ仲良くするほどすごいものなのか…」
小学生の私にとって共産党というのは、あまりに身近だけれど、ちょっと不思議なつかみどころのない存在であり、政治的な対象として見るようになるのはもう少し後のことである。
前回は父の政治的「英才教育」について触れたが、それがそのまま共産主義者としての今の生き方に結びついていったか、といえば決してそんなことはない。
確かに、父母は戦後一貫して、同居していた祖父母は戦前の非合法時代からの共産党の支持者、ものごころついた時から「赤旗」があり、父や祖父の酒の席ででてくる人名が、とっきゅう、みやけん、たにぜん、やません…というわが家では「きょうさんとう」が空気のような存在であったのは事実である(ちなみに以上の名前をすべてフルネームで答えられるならば、あなたはかなりの共産党通です)。
また、池田に引っ越してきた頃、近所の共産党員のTさんと父はすぐ懇意になり、「引っ越してきたばかりでお互い初対面なのに、なぜすぐに仲良くなれるの?」と私が不思議に思って尋ねたところ、父が「考え方が一緒だから」と答えたことを鮮明に覚えている。
「きょうさんとうの考え方というのは、人をすぐ仲良くするほどすごいものなのか…」
小学生の私にとって共産党というのは、あまりに身近だけれど、ちょっと不思議なつかみどころのない存在であり、政治的な対象として見るようになるのはもう少し後のことである。
by takeshi_yamagen | 2010-03-06 22:44 | 元 史 建 歴