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池田市の地域分権、せっかくいい制度なのに…②  総合計画基本計画(案)の審議から

 10.7.23
 話は前後しますが、21日から池田市の第6次総合計画(案)の審議が総務委員会で始まりました。
 気になったのは、「地域のことは地域で責任をもって決める」「市民や地域の自らの選択、決定、責任による地域社会の形成…」「市民は…まちづくりに…積極的に参画する責務を有しています」と、やたら地域や市民の責任、責務が強調される内容になっていること。実際、基本構想(案)を作成した同構想審議会の場で「市からまちづくりカルテ(住民アンケート)を地域コミュニティ推進協議会で取るように言われたが、そんなことは聞いていない」と市の業務押し付けに反発する声が出ていました。
 その一方で、市民の税金で運営され、本来まちづくりに責任があるはずの執行機関(池田市)は「…市政の適正かつ円滑な運営に務めます」「…協働によるまちづくりを推進します」と、こちらは単なる努力義務!! これでは市の「責任」転嫁といわれても仕方ありません。
 関連して「地域分権」に代わり「地域主権」なる言葉が出てきているのも気になります。日本国憲法には「主権は国民に存する」とあります。主権者が二つも三つもあるのでしょうか。
 民主主義の発揚を掲げて出発した池田市の地域分権制度。当初の理念からだんだんずれてきているように、私には思えてなりません。

by takeshi_yamagen | 2010-07-23 17:23 | 園芸高校と総合計画  

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