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核を落とされた都市も、核を落とした国も、核を持つ国も、核廃絶へ!そして核を落とされた国の首相は…。

 10.8.7
 あぁ、やれんのう、こがあなつらいいめになんであわなにゃいけんのかいのう…
 秋葉忠利広島市長は平和宣言で被爆者の苦しみを、広島ことばでこう訴えました。
 65回目の広島平和祈念式典、今回、初めて核保有国である米、英、仏の代表が出席したとのこと。確かに、今春わが党の志位和夫委員長と核廃絶、沖縄の基地問題で意見交換をしたルース米駐日大使の顔が参列者の中にあります(5/22付ブログ参照)。同氏は米大使館を通じて「未来の世代のために、私たちは核兵器のない世界の実現を目指し、今後も協力していかなければならない」との談話を発表しました。
 そして、潘基文事務総長(国連トップの参列も今回が初めてとのことです)が「グランドゼロ(爆心地)からグローバルゼロ(大量破壊兵器のない世界)を目指す旅を続けている」と述べたうえで、被爆者が生きている間の核兵器の廃絶を訴えました。
 世界は確実に核兵器廃絶へ歩みだしている―、そのことをまさに実感した式典でした。
 ところで、被爆国日本の菅首相は、広島で「核抑止力は引き続き必要」と発言しました。
 核抑止力論とは核の使用を前提にした脅しの論理であり、戦後の核軍拡競争を支えてきた論理であることは当ブログでも何度か指摘してきたとおり。首相がいかに世界の流れから遅れているかを図らずも示しました。
 こがあないびせえこたあ、ほかのだれにもあっちゃあいけん…(秋葉市長の平和宣言)。
 被爆地の叫びは菅首相には届かなかったようです。

by takeshi_yamagen | 2010-08-07 09:31 | 建声元語 ―よもやま話―  

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