元史建歴41 三輪車「水色の街」

 10.8.15
 どういうわけか、別れを扱った曲や過去の恋を懐かしむ曲は多いが、恋愛の成就を素直に喜ぶ曲はジャンルを問わず少ない。その例外と言ってもいいのがこの曲。
 彼女がいないとさびしい、アベック(今では死語ですね)がうらやましい、だけど彼女ができたらできたで、嬉しいはずなのに、友だちには知られたくない…、彼女が好きなのか、恋に恋しているだけなのか、よくわからない中学生、高校生の、初々しくも複雑な恋心をちょっと聞いていて恥ずかしいと思うぐらいにまで元気に歌い上げたのがこの曲。ピンとこない方も♪水溜りのなかぁに、うつっうた君に顔は、口から先に生まれたような、無邪気なおてんばむぅすめ…、という出だしを聞けば、あぁ、聞いたことあると思い出されることだろう。
 関西の大学生3人からなるフォークグループ三輪車が1974年―私が北豊島中学に入学した年です―に発表したこの曲、はっきり言ってかぐや姫やチューリップなど、メジャーなグループの曲に比べると完成度の点で劣ると思うが、それがまた幼い恋のぎこちなさを思い起こさせてよかった。今でも時々口ずさんでしまう、私にとっては名曲の一つだ。
 ただ、恋愛成就という点では、身をもって自身の実体験を重ねながら、この曲を語れないのがなんとも痛いところ。
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by takeshi_yamagen | 2010-08-15 14:42 | 元 史 建 歴