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小中一貫校賛成の人からも疑問の声が出始めました

 12.2.23
 池田市教委は「少人数の学校では競争がなくなり切磋琢磨できない」「中一ギャップがあるから6・3制より4・3・2制が必要」などを施設一体型小中一貫校導入の理由にしてきました。しかし、彼らの「切磋琢磨論」は具体性を欠き、「過度の競争で子どもたちの心に傷を残すこともある」「早くからできる子できない子を振り分けるものだ」の声もあり、市民の間で意見の一致を見ていません。4・3・2制に到っては教育的効果を示さないどころか「6・3制もいいところがある」「6・3制を否定しない」と言い出す混迷ぶりです。 
 はっきり言って、市教委の並べたててきた小中一貫校推進の理屈はいずれも「理論的破綻」を来たし、市民的合意を得ていないことはもう誰の目にも明らかです。
 そんな中行われた石橋・秦野小学校守る会の集いで井口堂にお住まいのKさんから「俺は競争は必要だと思うから小中一貫校は賛成だ」との意見を出されました。それに対して「学校での競争は否定しないけど、市民の間で意見が割れていることを強引に進めるのはどうだろう…」「教育委員会がまず進めることは、市民全体の要求になっており効果も実証済みの少人数学級では?」の発言が続き、Kさんも「なるほど」といった感じでうなずいておられました。
 池田市教委の進める学校統廃合計画について、小中一貫校賛成の立場の人からも不安や疑問の声が出始めたのがこの間の大きな特徴です。

by takeshi_yamagen | 2012-02-23 01:59 | 守ろう!みんなの小学校  

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