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消費税増税で箕面の川が枯れます

 12.7.23
 消費税の論議が参議院で進んでいますが、民主、自民、公明3党の間で、消費税収入をまたぞろ無駄な公共事業に使おうという声が出始め、政府民主党が民間投資20兆円といえば、公明党が10年で100兆円、自民党が10年で200兆円といった具合に増税推進の各党がその額を競い合っています。増税推進の「朝日新聞」もさすがに「『庶民増税を打ち出の小槌いした新たな無駄使い』という共産党、市田忠義氏の指摘はもっともだ」(21日付天声人語)と書かざるを得ませんでした。いずれにせよ、消費税増税が社会保障や財政再建のためではなく、ゼネコンなど大企業のもうけを増やすことが目的であることが改めて明らかになったわけです。
 ところで、その公共事業の中には新名神高速道路の大津―高槻間の凍結解除も含まれています。新名神道では北摂山系の環境破壊が懸念されていますが、お隣の箕面市ではトンネル掘削に伴って勝尾寺川の水枯れがおこる可能性の高いことを専門家の皆さんが指摘しています。新箕面トンネルで箕面川が枯れ、箕面の滝の水を人工の水で補うことになったことは記憶に新しいところですが、また同じことが繰り返されようとしているのです。
 採算も取れず、箕面の環境と農業に深刻は被害をもたらしかねない新名神道の建設はきっぱり中止すべきです。

by takeshi_yamagen | 2012-07-23 21:57  

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