添い遂げた女の物語 ―能「井筒」を観賞して―
2013年 10月 12日
13.10.12
本日午後は大好きな能を見に中崎町の大阪能楽会館に出かけました。
今回の作品は伊勢物語の「筒井筒」をモチーフにした「井筒」。
幼い頃井戸のはたで一緒に遊んでたこともあって、自然の成り行きで一緒になりました。浮気とかいろいろあったけど、逝ってしもた今となっては結構ええ男やったと思っています。えらい昔のことですけど…、てな話を在原業平の妻である紀有常の娘の霊が旅の僧に舞って聞かせるというのがそのストーリー。添い遂げた女の達成感と寂寥感が舞台からひしひしと伝わってきます。
原作者の世阿弥先生が上花(傑作)と自画自賛するだけのことはあって、「赤旗」の早朝配達の後であったにも関わらず、睡魔に襲われることもなく?最後まで楽しむことができました(まぁ一応「眠眠打破」を懐に忍ばしてはいましたが…)。
同時に上演された狂言は「萩大名」。
愚鈍な田舎大名に和歌を覚えさせようとする太郎冠者、しかしあまりの物覚えの悪さに途中で「任務放棄」。そこで慌てふためく大名役の善竹忠亮さんの演技が最高!
本日午後は大好きな能を見に中崎町の大阪能楽会館に出かけました。
今回の作品は伊勢物語の「筒井筒」をモチーフにした「井筒」。
幼い頃井戸のはたで一緒に遊んでたこともあって、自然の成り行きで一緒になりました。浮気とかいろいろあったけど、逝ってしもた今となっては結構ええ男やったと思っています。えらい昔のことですけど…、てな話を在原業平の妻である紀有常の娘の霊が旅の僧に舞って聞かせるというのがそのストーリー。添い遂げた女の達成感と寂寥感が舞台からひしひしと伝わってきます。
原作者の世阿弥先生が上花(傑作)と自画自賛するだけのことはあって、「赤旗」の早朝配達の後であったにも関わらず、睡魔に襲われることもなく?最後まで楽しむことができました(まぁ一応「眠眠打破」を懐に忍ばしてはいましたが…)。
同時に上演された狂言は「萩大名」。
愚鈍な田舎大名に和歌を覚えさせようとする太郎冠者、しかしあまりの物覚えの悪さに途中で「任務放棄」。そこで慌てふためく大名役の善竹忠亮さんの演技が最高!
by takeshi_yamagen | 2013-10-12 22:57 | 能・狂言鑑賞記