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大学が学ぶよろこびを共有する場でなくなっている   

 13.10.26 
 大学で歴史を学んだ仲間5人と久々に梅田で飲みました。
 地方公務員(Y君)、国家公務員(T君)、団体職員(Gさん)に主婦(Sさん)、大学教員(H君)に「やくざな公務員」(私)と参加者の肩書は実に多彩。立場や環境は違うけれど、皆なんらかの形で今でも歴史・文化財に関わっているのはうれしい限り。
 酔いがまわるにつれて学生と大学の現状を憂慮する声が誰からともなく出だしました。以下その「覆面座談会」の様子。

T「学生の知識のなさは深刻や」
私「こないだ阪大経済学部4回生の子から「マルクスって誰ですか?」て問われてもう返す言葉もなかった」
一同「え~!?」
Y「ゆとり教育の影響かな?」
私「受験に使わない教科しか教えなくなっているという現状も問題。地学や倫社なんかまったく学ばない子、多いんちゃうの?」
H「いや受験勉強してくる子はまだまし。最近増えている推薦がくせもん。早くに大学決まるから勉強せぇーへん」
私「必然的に一般教養が大事になってきているのに、逆にどんどんなくなっている。あんまり授業出ぇへんかった僕が言うのもなんやけど…」
G「ほんで3年から就職活動」
S「勉強する暇あれへんがな」
H「そう、まさしくそれが問題なんや。疑問や問題意識をもって主体的に学ぶ機会に触れることなく、学問する楽しさを味わうこともなくみんな大学を卒業していくわけ…」
S「一体大学ってなんなのって感じやね」 

by takeshi_yamagen | 2013-10-26 04:05 | 山元のすべらない話  

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