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消費税は社会保障のため!?  もう騙されません

 16.6.6
 全員とはいいませんが、経済アナリスト、経済評論家、エコノミスト、×○研究所研究員…、そんな肩書きをお持ちの経済の専門家のみなさん、消費税率引き上げ延期が報じられるや否や、いっせいに延期反対の大合唱といった様相になっています。曰く「消費税上げなくて将来の社会保障を誰が賄うのか、国の借金誰が返すのか」と。
 彼らが「消費税=社会保障・借金返済財源説」を強弁したいのならば、消費税導入、度重なる税率アップで社会保障の充実や国の借金返済が少しでも進んだことを、まず証明してもらわなければならないと思うのですが、上記諸氏の説得力ある説明に接した機会は少なくとも私にはありません。
 わが党がたびたび指摘するように、消費税による増収分が大企業減税による収入源の穴埋めに使われたのが実態ですから、証明できないというのが率直なところではないでしょう。さらに大企業の儲けはアンタッチャブルというわけですから、彼らからタックスヘイブンのタの字も聞こえてこないのも故なきことではありません。
 彼らがいかに消費税増税を叫ぼうとも、消費税10%増税反対・延期を求める声は国民の半数を超えています。消費税の導入以来の27年の間、国民は消費税が社会保障の充実や国の借金返済の財源でないことを、すでに痛いほど思い知らされたのですから…。
 もう騙されません。

by takeshi_yamagen | 2016-06-06 12:13  

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