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池田先生、怠け者は怠け者なりに考えています

 18.1.22
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「先ほど不在者投票をしてきました。今回は共産党に投票しました。昔から共産党に悪口ばっかり言ってましたけどね。…共産党にいろいろ文句はあるでしょうが、とにかく今度の選挙の比例票は共産党に入れてください」
 昨年の総選挙にあたって「さんまのホンマデッカTY」レギュラーの生物学者池田清彦先生から思わぬエールをいただき感激した私、その恩義には報いなければならないと、先生の「ナマケモノはなぜ『怠け者』なのか 最新生物学の『ウソ』と『ホント』」(新潮文庫 550円)を購入、現在読了中です(そのへん意外にワタクシ律儀なんです。先生そのうちサインしてくださいね)。

 読んで驚いたのは表題にもあるナマケモノが哺乳類でありながら、外気温に応じて体温が変わる変温動物なので、外気温が下がれば体温も下がるため余計なエネルギーを使わぬようじっとしているとのくだり。まさに目からウロコ、ナマケモノは怠けることで生き抜いてきたというわけだったんです!

 これに関連してナマケモノをめぐる私のもう一つの疑問、ナマケモノは異常に頭が小さいことを解くヒントも得たように思います。昔某書で恒温動物である哺乳類は体温・エネルギー調節が必要なので変温動物である爬虫類などに比べて全体重に占める脳の割合が相対的に大きいという話を読んだことがあります。それに従うならば変温動物のナマケモノは体温・エネルギー調節の必要性が低いので大きな脳は不用で「小顔」になったと推測できるのではないでしょうか。

 池田先生、このシロウト考え、いかがでしょうか?(17/10/22ブログ参照)


by takeshi_yamagen | 2018-01-22 14:02 | 積ん読・乱読・熟読日記  

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