38度線、ひょいと乗り越えて… ―私見南北首脳会談②―

c0133503_20253415.jpg

 18.4.29
局員「局長、文大統領が国家元首でありながら、パスポート持たずにわが国に不法入国してきました!」
局長「これは大変だ、即刻身柄を確保せよ」
局員「御意!では不法入国ほう助で親愛なる金正恩同志ともども逮捕してまいります!」
局長「ち、ち、ちと待て
 そんな会話が北の出入国管理局で交わされたか否かはわかりませんが、文大統領が金正恩総書記に促されて38度線をひょいと跨いで北側に足を踏み入れた想定外の出来事に驚かされたのは私だけではないでしょう。
 
その北緯38度線―、それ自体は見たところ少なくとも板門店では平地に幅30cmほどの板状のコンクリート?が置いてあるだけで、険しい山の尾根筋や広い川の真ん中に大仰な構築物があるわけでは決してありません。その誰もがひょいっと超えられるラインが65年の長きにわたって八千万朝鮮民族を分断してきた―、その余りの落差の大きさに、歴史の残酷さとある種の滑稽さを感じざるを得ません。
 38度線がなんら政治的意味を持たず、単なる地理上の見えないラインとなるその日を迎えるために、そして北東アジアに確かな平和の体制が構築される日を迎えるために、微力ながら努力していきたいと改めて思っているところです。 


[PR]
by takeshi_yamagen | 2018-04-29 20:31