先生、あなたには本当に苦しめられました ―マルクス生誕200年の日を迎えて―

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18.5.5

前略 カール・マルクス様

先生のご著書、かなり拝読して参りました。

「哲学の貧困」「フェイエルバッハ論」は、どっちになにが書かれていたか今となってはかなり混乱しています。「ザスーリッチへの手紙」や「資本主義に先行する諸形態」の共同体やアジア的生産様式を無理やり日本に当てはめるなど機械的なことをしたこともあります。また「聖家族」など、あなたが唯物論に行き着く前の本にちょっと心ひかれたこともありました。
そして「資本論」―。

大学時代第1篇はなんとか読ませていただきました。しかしあなたがエンゲルスに編集を委ねた2篇は極めて難解。やっと通読した某章の最後にはなんと「ここではマルクスは計算間違いをしている」とのエンゲルスの注釈があるではないですか!「それ早よ言わんかぁ!」と叫んだこともありました。それで、すねたわけではありませんがわが家の「資本論」の2篇後半と3篇のページはまっさらのままです。読了は老後の楽しみにとって置くことにします。
このように私の青春はあなたに苦しめ続けられましたが、今となっては楽しい思い出です。
マルクス先生、200回目の誕生日おめでとうござます。今後とも御教示御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。人類がこの矛盾多き資本主義社会を乗り越え新しい時代の扉を開くその日まで…。

 では失礼します。  草々


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by takeshi_yamagen | 2018-05-05 14:35 | 建声元語 ―よもやま話―