山元たけしの あの日その時、そしてこれから

yamagenta.exblog.jp

日本共産党 前大阪・池田市会議員  山元たけしの日々の活動を綴ります

ブログトップ

この頃日本語雑感 ―カッコと1マス空け―

 18.5.13

「結婚する?」

 ユリはしれっと笑う。

「結婚してくれるんですか?」

 堂本が無邪気にニコニコするので、かっとして、

「男が結構しても進路は開けないだろう」

 と、オレは軽くにらんだ。


 上記は山崎ナオコーラさんの「人のセックスを笑うな」の一節ですが、この文でもあるように、カッコでかこんだ会話文に続く次行の行頭は必ず1マス空けられています。部屋にあった川端康成の「雪国」もそうなっていたところを見ると、結構長く文章を書く仕事をしてきたのにもかかわらず、恥ずかしながら私はその古くからの決まりに気づいていなかったようです。

「この件について詳細を教えてください」とFBで意見を求めたところ、「改行なんだから空けるのは当然」「文科省が推奨しているのでは?」「決まりはない。見た目の問題ではないでしょうか」とさまざまなご意見をいただきました。

 私見を言うならば、そもそも1マス空けは意味上の1つのまとまりである段落のはじめを示すものと考えます。その際必然的に改行が生じるわけですが、会話文とその後の叙述文との間にさしたる意味上の差がないのに、改行というだけで1マスあけるのは本末転倒のようで違和感を覚えます。

 まぁ、1マス空けたほうが確かに行頭にメリハリが効いて見た目が「カッコ」いいのは事実ですし、私見に固執するわけでもないのですが、なにかしっくりいきません。


[PR]
by takeshi_yamagen | 2018-05-13 20:01 | 建声元語 ―よもやま話―