若き二人の革命家が銀幕から迫ってきます ―「マルクス・エンゲルス」を見て―

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 先週末以来、映画2本、能2本、狂言1本観賞となんとも文化的な時間を過ごしてまいりました。
 まず17日に見た映画が「マルクス・エンゲルス」。名前通りマルクスとエンゲルスの若き日の友情を描いた作品です。
 反動的な政権に追われヨーロッパ各地を転々と移動しながら、連日ランプ灯るテーブルの上で論議を重ねて、煙草の煙の充満する集会で労働者、活動家に訴える中で、抽象的で観念的な主張を次々に反駁し、1848年共産主義者同盟の創立と「共産党宣言」の採択に二人が成功するまでを描いています。
 150年前のヨーロッパの出来事が、そして今まで冊子の中や数葉の白黒写真上の人間であったマルクスとエンゲルスが生き生きと画面から浮かび上がってきます。
 ところで映画の前半で「損害でたら給料から天引きだ!」と、まくし立てるマンチェスターの紡績工場の経営者であるエンゲルスの父親と「長時間労働で居眠りして指を切断したんだぞ」と訴える労働者の対決するシーンは、クリスマスでケーキが売れ残ると自己責任の名のもとにバイトに買い取らせ、長時間過密労働で労働者の心と体を壊して退職や過労死に追いやる現代日本と重なります。時あたかも国会では労働時間の縛りすらなくしましまう高度プロフェッショナル制度の可決を自公政権は狙う緊迫した情勢が続いています。
 19世紀の英マンチェスターの話は決して古い過去の話ではないのです。



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by takeshi_yamagen | 2018-05-20 19:53 | 銀 幕 日 記