御婦人の涙 ―東福寺訪問記①―

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18.10.24   重森三玲(しげもり みれい 18961975)という人については、そのお名前と昭和期の作庭家であることぐらいは知っていたのですが、特に強い関心を持ってきたわけではありませんでした。しかし少し前ある本の「彼の作品を見て涙した西洋の御婦人がいた」という文章に触れ「西洋人が涙する日本庭園、一度見てみなければ」と俄然興味が沸いてきました。

 そのお庭があるのが、重森さんを知る前から一度は行ってみたいと思っていた京都市東山区の東福寺です。休暇を利用して昨日思い切って訪ねてきました。

 室町時代初期の巨大な三門を見上げながらまず紅葉の名所通天橋を見学(まだ色づきはちらほら。お客さんもさほど多くありませんでした)、その後目的の方丈庭園に向かいます。大方丈と呼ばれる禅宗建築の四方を枯山水の庭がとりまいているのですが、入口の渡り廊下の右側の、長さの異なる七つの円柱石(北斗七星を表すらしい)からなるこじんまりした東庭を見やり、やおら視線を左に移すと大海を表す白砂に浮かぶ巨石群が目に飛び込んできます。南庭です。北山の龍安寺石庭をダイナミックにしたようなこのお庭、横長の石を位置をずらしながら平行に配している様子が実に個性的。パンフレットによると中国古来の蓬莱神仙思想による四仙島を表しているとのことですが、波しぶきを上げて進む鯨の群れのようにも見えます。さらに植え込みを市松文様に配した西庭を見た後北庭へと向かいました。

 






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by takeshi_yamagen | 2018-10-24 22:00 | 日本たびたびまた旅日記