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二子塚、茶臼山、そして善海古墳―、市内の古墳の整備が続きます

二子塚、茶臼山、そして善海古墳―、市内の古墳の整備が続きます_c0133503_13204366.jpg 19.3.23
 井口堂の阪急バス車庫をまっすぐ北に上がるとこんもりとした森が見えてきます。古墳時代後期(6世紀前半)の二子塚古墳です。墳頂部にお稲荷さんがあるので地元では稲荷山と呼ばれることの方が多いようです。この西摂地方最後の前方後円墳として、学術的にも貴重な二子塚古墳、一時売却破壊の話を出て心配したこともありましたが2009年に市が購入し、来年度(2019年度)、調査整備費がつくことになりました。
 また五月丘団地内に残る池田茶臼山古墳(4世紀の竪穴式石室を有する前方後円墳)も土砂の流出がひどく抜本的な対策が求められていましたが、2016年に再調査が行われた後、昨年再整備されました。この茶臼山古墳も1950年代の団地造成時に破壊されそうになったのを市民のみなさんが声をあげて保存が決定した歴史があります。
 さらに一時動物霊園造築で消滅が懸念された善海古墳群(畑3丁目 6世紀末の横穴式石室を有する円墳)も周辺を市が買い取り保存され、これも保存することができました(2009年)。
 私は、議員在職時文化財とりわけ地域の貴重な緑でもある古墳の保存・整備を何度か議会で取り上げてきましたが、今その努力が実を結びつつあるようで、こんなにうれしいことはありません。


by takeshi_yamagen | 2019-03-23 21:09 | 歴 史 夜 話  

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