人気ブログランキング | 話題のタグを見る

池田市の財政はひっ迫しているのか?  ―A議員の「印象操作」はいただけません―

 19.6.30
 ところで「市民負担を増やさせてもらう」(市長)ほど池田市の財政状況は悪いのでしょうか。実は池田市は17年連続の黒字、いつでも使える財政調整基金は51億円もあります。決して悪いわけではありません。
 なお市長与党入りを事実上宣言した無所属の会のA議員は「給食センターと満寿美町公園で50億のお金がいる。財政調整基金はなくなる」との旨の発言をしました。
 しかし行政を少しでも学んだ方ならご存知でしょうが、そこそこ大きな公共事業をする場合、市のお金だけで行うことはあまりありません。給食センターも満寿美町公園も起債が認めらたり国・府の補助金をもらえたりで、今年度の市の財政調整基金の切り崩しは10億円以下にすぎないのです。当日傍聴席に多くの市民の方が詰めかけている中、私はA議員に対して「事実に基づかない発言をするのはフェアーな態度ではない」と厳しく批判しました。
 財政調整基金ももとはと言えば私たちの税金です。市民生活が苦しい中、市民の福祉や教育の増進に使うべきです。例えばそのわずか4%を崩すだけで国保料1万円値下げも市長公約の少人数学級の小学校6年までの実施(現在4年まで)もできるのです。
 財政調整基金を「聖域」にするのは問題です。


by takeshi_yamagen | 2019-06-30 09:10 | 市 議 会 日 誌 (2019~)  

<< 現職のアメリカ大統領が初めて北... 退職金廃止が市民サービス引下げ... >>