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クラスター追跡には限界がある 感染拡大阻止へ検査数の抜本的引上げを!!

 20.5.5
 今日までに池田市内では30人の新型コロナウイルス感染者が確認されています。うち13名の方は回復されたとのことですが、残りの17名の方の容体が大変気になるところ。一日も早い回復をお祈りいたします。
 さて池田の感染者数は人口比でいうと府内でも高いとのことですが、私はその細かい数自体にはあまり重きを置いていません。なぜなら府内他自治体も含めて検査数が少なく果たして実態をどこまで反映しているのかよくわからないからです。「夫の大阪市内の会社で感染者らしき人が出たので検査受けたいと申し出たけど門前払い」「咳が続いているのに『(検査の)基準に達していないから家にいて』と言われた」など不安を訴える声が私の耳にも届いています。
 府内保健所ではPCR検査が必要と判断してから実際に検査するまで、最長で10日程度かかっており、検査を待つ間に容体が悪化して入院したケースもあったとの報道もあります。
 日本共産党委員長志位和夫は4月30日、国会で記者会見し、市中感染が広がり、院内感染の多発、医療崩壊が始まっているとして、「明らかに局面が変わっています。新型コロナウイルスの感染を判定するPCR検査体制を抜本的に改善・強化することが急務です」と強調。「PCR検査センターという新方針を本気で実行に移すべきです」と語りました。
 志位氏は、東京都内医師による200人の抗体検査で5.9%が陽性という結果が報道された。医療従事者が含まれ希望者だけというのは大きいが、それでもPCR検査で陽性とされた方とは桁違いの感染者がいる可能性を示しています」と指摘。慶応大学病院が実施した新型ウイルス以外の入院患者のPCR検査での陽性率が5.97%であったことにもふれて、「市中感染が広がり、院内感染が次つぎと起こり、局面が変わっていることを直視すべきです。検査を絞り、クラスター(感染者集団)を追跡するという従来の政府の方法が限界であることは明らかであり、ここで方針の大転換を行い、大量検査と隔離・保護という感染症対策の大原則に立った政策を強力に推進する必要があります」と強調しました。
 前日の衆院予算委員会での質疑に触れ、「安倍首相自身がPCR検査センターをつくると方針転換を表明したにもかかわらず、それを実行に移す本気度が感じられない」と批判し、政府がイニシアチブを発揮して、PCR検査センターをつくるという新しい方針を全国で実行に移すこと、方針転換に「魂」を入れるためにも新たな予算措置をとることが必要だと訴えました。
 政府は検査数の引き上げでコロナを抑え込んだお隣韓国の経験にも学ぶべきではないでしょうか。






by takeshi_yamagen | 2020-05-05 13:39  

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