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池田の百条委員会は反民主的で説明責任もはたさず効力もないのだそうです ―足立康史衆院議員の総務委員会質疑から①―

 21.2.19
 維新公認で当選した現市長の公私混同やパワハラなどの問題を解明する百条委員会を設置して奮闘する池田市議会に対し、維新の足立康史衆院議員(池田を含む大阪9区から立候補・落選、比例復活)が16日の衆院総務委員会で難癖をつけてきました。
 まず「百条委員会に特定会派(維新)の委員を排除した。…こんな反民主的な取り扱いはない」と主張したのに対し、総務省の担当局長は「地方自治法では委員の選択などは各議会の判断で行う」と答弁しました(※)。
 さらに足立議員が「こういうことが起こらないためにも法的措置が必要ではないか」と食い下がるも、担当局長は「議会の自主性・自発性が発揮されなければならない」と述べたうえで「議会の権限を強化していく方向で(地方自治法は)これまで改正されてきた」と続け、法規制の強化とは真逆の姿勢を示しました。
 軽くいなされた形の足立議員はその後も「地方自治法の改正が必要」「(百条委員会には)説明責任がある」「効力がない」などと主張しましたが、「池田市議会事務局に伺った範囲では、地方自治法、条例に基づいて適切に議決を重ねている。通常の百条委員会同様効力はある」など、返ってきたのは門前払いのような答弁ばかり。思わず「いい答弁してよ」と足立議員が愚痴をこぼす一幕もありました。
 さて当ブログで何度も書いてきましたが、そもそもこの百条委員会は維新公認で立候補し当選した現市長が問題行為を起こさなければ税金使って設置する必要がなかったものです。そのことに対して池田の維新の議員からも、当の冨田市長からも、そして今回の質問を含めて足立議員からも、反省のひとことを聞いたことがありません。
 維新の会という組織の無責任で反市民的な体質がここでも明らかになったといえるでしょう。

 ※百条委員会は市長の問題の解明を目的とする委員会です。池田市議会が「経過を見守る」(維新・安黒幹事長)としてその意思のない会派の参加を認めなかったのは当然です。




by takeshi_yamagen | 2021-02-19 06:34 | 市 議 会 日 誌 (2019~)  

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