人気ブログランキング | 話題のタグを見る

百条委より選挙?W選挙など言語道断! ―冨田市長の「選挙発言」を斬る―

 21.5.4
 不信任案が否決されたので当分俎上に上ることはなくなりましたが、26日の記者会見で市長は「(不信任案が)可決された時に考えないといけない」と議会解散を仄めかし、市議会を牽制しました。
 なるほど確かに地方自治法では不信任決議が可決された時には、首長には自らの辞職と議会解散の二つの選択肢が残されています。そしてもし市長が市議会を解散したならば受けて立つ覚悟はしていました。しかし同時に市長が無条件に解散権を行使できるものではないと私は考えます。
 解散後の選挙は、市長続投の可否について直近の市民の意思を問うものにならざるを得ません。だからこそ新しい議会で再び不信任決議が可決した場合市長は失職すると地方自治法は定めているのです。
 その際市長は市民に判断材料を供し自らの立場を示すのが当然の前提です。今回の場合では最低百条委員会が示した結論に対して市長は正直に最低限の見解を述べなければなりません。パワハラも公私混同にも答えず、百条委員会を「池田の闇」などと言って切り捨てるなど論外です。
 また市長は記者会見で「不信任可決の場合は必ず市長選挙。ずれてしまうのであれば(市議選も)一緒の方がいい」と市長・市議W選挙の可能性も示唆しました。しかしW選挙となれば、市民からすれば「市長選挙そのものが行われるのなら、市長続投の可否を問う市会選挙は一体なんのためにするのか」となってしまいます。原理的におかしいわけです。
 この間の市長発言は、民主主義を弄ぶ冨田市長、ひいては維新政治の本性が出たといえるのではないでしょうか。


by takeshi_yamagen | 2021-05-04 08:39 | 市 議 会 日 誌 (2019~)  

<< 日本がメダル独占!? オースト... おもろない男 >>