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戦争の悲しみは国境を超える-石橋9条の会「平和を創る集い 国際交流会」-

 07.11.17戦争の悲しみは国境を超える-石橋9条の会「平和を創る集い 国際交流会」-_c0133503_18211543.jpg
 今日、市内で開かれた石橋9条の会主催の「平和を創る集い 国際交流会」に参加しました。この会は、日本に来ている留学生と、憲法9条や平和に対する考え方などを交換しようとして開催されたもので、9条の会会員9人と留学生5人(いずれも母国は中国)が参加しました。まず9条の会のTさん、Sさんが日本国憲法の内容と9条の会の活動について簡単に紹介した後、懇談に入りました。
 留学生からは「9条はすばらしいと思うが、日本の実態はその理念と大きくかけ離れている」などの厳しい意見も出されましたが、私が興味深く思ったのは「世界で自衛隊が戦うようになると自衛隊員の家族が悲しむではないか」「戦争で苦しむのはその土地の人だということをもっと考えねば」といった国や立場を一旦度外視した低い目線、民衆の目線に立った発言が多かったこと。日中戦争時、中国軍が、日本の軍国主義者と一般の兵隊は分けて考えるという立場から日本人捕虜を優遇した話や、中国に残留した日本人孤児を養父母が大事に育ててくれた話をも合わせて考えるならば、このような考え方は中国人の中に深く根付いているのではないでしょうか。私たちが彼らから学ぶべき点でしょう。
 また「日本に来るとき、年配の親戚の人に大反対された」という経験も出て、少しドキッとしましたが、「じゃぁ、日本は嫌いだった?」と私が質問したところ、皆「嫌いだったらここにいません」と笑って答えてくれ、少し安堵した次第。最後に「故郷」を合唱して閉会しました。
 なお、今回の交流会は留学生のお世話をしている9条の会会員のKさんの尽力で実現したものです。ありがとうございました。

by takeshi_yamagen | 2007-11-18 18:25 | 住みよい石橋・豊島の街めざして  

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