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「河原に下りる階段、大阪府へ申し入れます」(市長)

 07.12.22 
 19日付ブログでもお知らせしましたが、20日の一般質問で、池田市における水辺の利用、箕面川の親水公園について、市長の見解を質したところ、「河原へ降りる階段の設置などを(河川管理者である)大阪府に申し入れていきます」と答弁されました。箕面川の公園化への第一歩を踏み出したといえるのではないでしょうか。市民の皆さんの御意見どうかお聞かせください。
 以下少し長くなりますが、私の質問を掲載します(一部修正)。

水辺は憩いの場、街づくりの場、そして子どもたちの感動の場
 水辺は、人々の心なごむ精神的な憩いの場であることは、言うまでもありません。市内においては、石橋小学校区で、箕面川の定期的清掃が行なわれるなど、川を中心とした市民の方々の運動が地道に行われています。
 同時に私が強調したいことは、子どもたちの成長面、教育面における水辺の重要性です。
 池田市内の川や池では、一箇所で、アメリカザリガニ、ヌマエビなどの甲殻類、トンボ類を中心とする昆虫、コイ、オイカワなどの魚類、カエル、クサガメを始めとした両生類・爬虫類、さらにはシラサギなどの鳥類といった動物たち、そして、アシやガマ、ヒシなどの植物など、多様な動植物を観察することができます。
 子どもたちは、これら小動物との出会いをとおして、様々な感動を体験するわけです。その感動が、学校教育における確かな学力にも繋がっていくと思うわけです。例えば、理科で食物連鎖や食物ピラミッドを習う際にも、川や池が身近であった子どもは実体験からして、そのしくみを理解できるでしょうし、ヘビがカエルをのみこんだり、鳥たちが魚をついばむ場面を目撃したことのある子どもなら、そのときの驚き、感動を思い起こしながら授業を受けることができるでしょう。そしてそれが、新たな問題意識、知的好奇心、学習意欲に繋がっていくことは間違いありません。
 水辺での経験、感動はそれ自体目で見えたり、点数で計れるものではありません。しかし、それがテストの点数などの「見える学力」の豊かな基盤となっていくことは間違いありません。 ノーベル化学賞を受賞した白川秀樹さんは、子どもの頃の、小川や田んぼ、山での動植物との出会いが理科が好きになったきっかけと述べられ、「子どもたちの理科離れが心配されているが、子どもたちの多くは生来理科好きで科学に十分興味を持っている。それを伸ばすのは大人の責任である」と言われています。私たちは今その責任を果たすべきであろうと考えます。
 以上のように池や川は、本来の農業用水の供給源ということ以外に市民に精神的なやすらぎを与えるという点でも、まちづくりの核になりうるという点でも、そして子どもたちの成長面、教育面でも大変重要な位置付けを占めていると考えます。
 池田市の池沼や河川をまちづくりに今後どのように活かしていかれるのか、見解を伺います。

箕面川に親水公園を
 溜め池や田んぼがほとんどなくなった今、猪名川や五月山に接していない石橋・豊島地域の子どもたちにとって箕面川はまとまった自然に触れることのできるほとんど唯一の場となってしまいました。 私はこの夏、地域の方と、住吉1丁目の箕面川で川遊びを楽しみました。子どもたちは目の前に次々現れるザリガニやトンボ、オイカワなどに大喜びし、時間を忘れて遊んでいました。皆、異口同音に「また来たい。今度はいつするの」「今度は友達つれてくるよ」と目を輝かせて言ってくれたのが印象的でした(8/24.27付ブログ参照)。
 同時に私が驚いたのは、もうこのあたりではいなくなったと思っていたシマヘビを見かけたことと、本来河口付近に棲息するモクズガニを捕まえたことです。私たちが思う以上に箕面川にはまだ豊かな自然が残っていることを認識すると同時に、この豊かな自然に子どもたちができるだけ恒常的に触れるようにすることが大変重要であると改めて思いました。
 
川を市民に取り戻そう
 実は市民生活や教育への川の活用は、なにも私だけが言っているわけでは決してありません。
 千里川では、豊中市箕輪と野畑、さらには箕面市萱野に子どもたちが川で遊べる親水公園があります。箕面川でも箕面市桜に親水公園が設けられ市民の憩いの場となっています。国土交通省の淀川水系河川整備計画原案では「地域住民の方々に河川への関心を高めるために、都市域のコミュニティー空間として、身近な自然を楽しめ、川と街の一体感が体現できるような河川整備を行う」、さらには「環境教育を推進する場という観点等も含めて「川でなければできない利用、川に活かされた利用」を基本とする」とうたっています。新聞報道によると、東京都も多摩地区36の河川をできるだけかつての状態に戻す方針を固めたとあります。まさにかつてのように人を川から遠ざけるのではなく、川を積極的に街つくりと教育に生かすというのが、押し留めることのできない社会の趨勢となっているわけです。 
 以上の点から、私は箕面川に子どもたちが安心して川遊びができる親水公園のような場を作っていくことが大変重要になってくると考えるものであります。今後の箕面川の整備計画について市の見解を伺います。

池田を水の街、川ガキのあふれる街に
 池田は文字通り、池と田、すなわち古来より水に恵まれた街です。この街を水辺で遊ぶ子ども、いわゆる「川ガキ」があふれる街にしたい、その思いを改めて申し述べて質問を終わります。
by takeshi_yamagen | 2007-12-22 16:39 | 市 議 会 日 誌 (2007~15)