わが青春の石橋1 映画の場所
2008年 01月 29日
08.1.29
私の石橋、豊島地域の思い出の地を訪ねる新春からの新シリーズ。「元史建歴」同様、時々掲載していきます。第1回は映画ポスターをめぐる話です。
私の中学時代、母校北豊島中学校のすぐ東側、石神道路に面した電信柱は、池田中央映画館上映の映画ポスターの定位置になっており、多感な中学生、特に男子にとってはかなり刺激的な場となっていた。
「潮騒」の白い海女着姿の山口百恵、その清純さに心ときめき、ブルースリーのヌンチャクを前面にかざす姿には、思わず拳を握りしめ、白い足が湖面から伸びる「犬神家の一族」のポスターは強烈以外の何物でもなかった。「砂の器」についてはその深刻な内容を理解したのはもう少し後のことで、当時は「なんか暗いポスターやな」と思った程度。そして、籐の椅子に足を組んで座る「エマニエル夫人」シルビア・クリステルの…、いやこれはやめときましょう。
実際映画を見に行ったことはほとんどなかったけれど、そのポスターをほろ苦い青春の入口にして、ちょっと大人の世界を垣間見たのは私だけではないんじゃないかな。
私の石橋、豊島地域の思い出の地を訪ねる新春からの新シリーズ。「元史建歴」同様、時々掲載していきます。第1回は映画ポスターをめぐる話です。
私の中学時代、母校北豊島中学校のすぐ東側、石神道路に面した電信柱は、池田中央映画館上映の映画ポスターの定位置になっており、多感な中学生、特に男子にとってはかなり刺激的な場となっていた。
「潮騒」の白い海女着姿の山口百恵、その清純さに心ときめき、ブルースリーのヌンチャクを前面にかざす姿には、思わず拳を握りしめ、白い足が湖面から伸びる「犬神家の一族」のポスターは強烈以外の何物でもなかった。「砂の器」についてはその深刻な内容を理解したのはもう少し後のことで、当時は「なんか暗いポスターやな」と思った程度。そして、籐の椅子に足を組んで座る「エマニエル夫人」シルビア・クリステルの…、いやこれはやめときましょう。
実際映画を見に行ったことはほとんどなかったけれど、そのポスターをほろ苦い青春の入口にして、ちょっと大人の世界を垣間見たのは私だけではないんじゃないかな。
by takeshi_yamagen | 2008-01-29 14:08 | 山元のすべらない話