人気ブログランキング | 話題のタグを見る

岩国・広島紀行⑦ お好み焼き考

 08.9.1岩国・広島紀行⑦ お好み焼き考_c0133503_179997.jpg
 広島の人が大阪のお好み焼きを見て「これはお好み焼きではない!」と驚くことがよくあります。逆のケースもありますね。まぁ、これはお互いの思っているお好み焼きの定義が違っているのですから仕方ありません。その広島風のお好み焼き、まともに食べたことのない私としては、せっかく広島に来たんだから一つ食べていこうと思い、とあるお店に入りました。
 大変おいしかったのですが、確かに大阪のお好み焼きとはかなり違います。最大の違いは小麦粉の生地が薄いこと。大阪が厚い生地の間に具を混ぜたり、上にのせたりするのに対し、広島では野菜を中心とした具の下に薄い生地があるといった感じです。どちらかというと東京のもんじゃ焼きに近い印象です。
 以上の事実から、ある仮説が立てられそうです。それは、西日本、東日本で小麦粉の薄い生地を利用した食べ物が、おそらくおやつとして、かつて広く食べられており、それが大阪や東京、広島などでは、具を充実させることによっておやつの域を脱し(おそらくその頃にお好み焼きやもんじゃ焼きといった名前もついたのでしょう)、大阪ではさらに進んで生地が厚くなることによって完全に主食の一画を占めるようになったのではないか、というものです。いかがでしょうか(写真は大阪のお好み焼きです)。

by takeshi_yamagen | 2008-09-01 10:19 | 日本たびたびまた旅日記  

<< 後期高齢者医療制度になぜ触れな... わが家にデジタルテレビがやって... >>