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災害は自己責任なのか

 08.9.14
 10日付のブログでお伝えした池田市災害見舞金等支給条例改正案の審議が12日の厚生委員会で行われました。
 今条例案は議員提案ですので、いつもと違って私は質問を受ける側です。思いもよらない質問もあり、少々戸惑ったところもありましたが、改正の趣旨は大体述べることができたと思います。
 ただ、質疑の中でいくつか気になった点もあります。
 その一つは、今回の条例改正案は被災者に対して市としてのいたわりの気持ちを示す、文字通りお見舞いの支給に関するものであると言っているにも係わらず、最後まで建物への保障・保険と混同して「そこまでする必要はない」と反対した議員が複数いたこと。「他人の意見を聞いているのか」との思いを禁じえませんでした(傍聴席の他党派の議員からも「これはもう(山元が)説明したやないか」といった野次がとんでいました)。
 しかし、なによりも私が憤ったのは「自己責任だから見舞金は出さなくてもよい」と言ってのけた議員がいたことです。災害に遭ったことを自己責任の問題というのなら、行政は、消防事業も水害対策もしなくてよいということになるわけで、はっきり言って暴論です。また、この議員は質疑で散々その持論を展開しておきながら最後の反対討論には参加されなかったのもフェアーな態度とは言えません。
 市内で自営業に携わっておられるその議員、仲間の事業所が水に浸かっても「自己責任ですから行政はなにもしません」と冷たく言い放つのでしょうか。
 結局、厚生委員会では自民同友会、公明党、民主・市民連合の反対多数で否決されてしまいましたが、本会議での成立めざして引き続きがんばります。 

by takeshi_yamagen | 2008-09-14 12:39 | 市 議 会 日 誌  

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