2018年 03月 04日 ( 1 )

平昌五輪雑感③ ―「そだねぇ」考― 

 18.3.4

 女子カーリングチームが使った北海道弁「そだねぇ」が話題になり、早くも今年の流行語大賞間違いなしと、なんとも気の早い話も出ているようです。

 ところでこの言葉について、私には不思議に思えることが一つありました。相手のいうことを「そだねぇ」と肯定しながらその後も、あぁでもない、こうでもないと彼女たちが結構長く話しあっていたことです。

 そんな場面を何回か見せられるうちに私はあることに気が付きました。「そだねぇ」は相手の意見を肯定するだけではなく、相手の意見を聞いているという確認の意味をも含んだ言葉ではないかと。そう考えると意見の一致を見ない時に使われてもおかしくはありません。

 翻ってよく考えてみると、標準語の「そうですね」にも同じく肯定以外の確認の意味があるのではないでしょうか。だからこそ、プロ野球のヒーローインタビューで、「今日は打撃好調でしたね」と問われ、「そうですね、自分としてはそう思っていないんですけど」みたいな会話も成立するわけです(ただ元阪神の新庄剛志選手はその曖昧さが嫌で「そうですね」を極力使わなかったそうです)。

 また中国では「趙愛蘭!」「王敏明!」てな具合に相手をフルネームで呼ぶことがあります。日本人からすると「他人の名前を呼び捨てにして失礼なやつだ」となるところですが、中国語ではその呼び捨てが相手の存在をしっかりと認めていることを示していると教わったことがあります。

 肯定でも否定でもない、まずは相手の存在を認め耳を傾けていることを示す言葉、今風に言うならリスペクトの言葉をもう少し研ぎ澄ます必要があるのではないか―、女子カーリングチームに教えられた次第です。

 


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by takeshi_yamagen | 2018-03-04 12:23 | スポーツ話

日本共産党 前大阪・池田市会議員  山元たけしの日々の活動を綴ります


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