山元たけしの あの日その時、そしてこれから


日本共産党 前大阪・池田市会議員  山元たけしの日々の活動を綴ります
by takeshi_yamagen
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カテゴリ:銀 幕 日 記( 16 )


家族って、なんだろう ―「焼肉ドラゴン」を見て―

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 在日コリアンの一家を描いた映画焼肉ドラゴンを見てきました。以下そのあらすじです。
 時は高度経済成長の只中、万国博覧会に浮かれる1970年、舞台は関西のとある在日コリアの集落です。
 金龍吉(キム・サンホ)は、戦争で左腕を失い、四・三事件で故郷済州島を追われて来日、高英順(イ・ジョンウン)と出会いました。 夫婦は国有地を不法占拠して焼肉店「焼肉ドラゴン」を開業。 龍吉・英順には各々長女静花(真木よう子)・次女梨花(井上真央)、三女美花(桜庭ななみ)の連れ子がいてやがて、長男の時生(大江晋平)が生まれます。
 三人の娘たちと彼女らに思いを寄せる男たちとの結構ドロドロした恋愛話を軸に物語が進み、ことあるごとに彼らの「修羅場」が繰り返されるのですが、父龍吉はいつも娘たちをやさしく見守ります。そんな穏やかな龍吉ですが、「土地を返せ」と国有地の収容に訪れた役所の職員に土地は買ったものだと主張し、「戦争でなくした腕を帰せ」と怒りを爆発させるのです。
 植民地支配、第二次大戦、戦後の混乱、朝鮮戦争、南北対立、高度成長―、時代に翻弄される中、差別に耐え必死に家族の絆をつなぎ止めようとした金龍吉・高英順夫妻を待っていたのはあまりに辛い家族の別れでした(これ以上言うとネタばれ)。
 基調はやっぱり悲しくてしんどい映画なのですが、「人間って本音で生きていいんだ」と思わせてくれて、鑑賞後に羨望と爽快さすら感じられるいい映画でした。そう思えるのは俳優陣の演技力によるところが大きいと思うのですが、とりわけ金龍吉役キム・サンホと高英順役イ・ジョンウンの熱演はみごとでした。
 余談ながら、大阪空港の北端、箕面川と猪名川が合流するあたりの風景(私の小学校時代の遊びのテリトリー内です)が何度もスクリーンに映し出され、舞台が伊丹市N集落であることもすぐわかりました。その周辺に住む在日の子がクラスに一人くらいはいたので、彼らのファミリーヒストリーにも、やっぱりいろいろ思いを馳せてしまいましたね。ちなみに今も出自国籍こえてみんななかよしです。

 
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by takeshi_yamagen | 2018-06-28 08:55 | 銀 幕 日 記

米粒を見る目が変わりました ―映画「ごはん」を見て― 

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 20日能勢のピースマーケットで上映された映画が「ごはん」。映画鑑賞は好きで毎年それなりの数の作品を大きな画面で見る私ですが、これほど直球勝負のタイトルにはあまりお目にかかったことがありません。「作中でどんな『たま』が飛んでくるんやろ」とちょっと期待しながら映画が始まるのを待ちました。
 東京で派遣社員として働くOLヒカリ(沙倉ゆうな)は、京都南部で農業を営む父親の急逝を機に帰省。「やる人がいない」と任された水田経営も、父とあまり折り合いがよくなかったことも微妙に影響してあまり気乗りしませんでした。そんな彼女が何度も失敗を繰り返しつつも、米つくりの難しさ、地域の農家の協力のありがたさに触れる中で、農業に従事する決意を固めていく―、というのがざっくりしたあらすじ。最後の決め球は「農業を守ろう」と直球ですが、「刃物の扱いは任せろ」とつぶやく福本清三さん登場の変化球、コンバイン暴走の暴投球と多彩な「球種」が楽しめる映画です。
 市街化が進んだとはいえ、池田にもそれなりに水田がありますが、農家のみなさんの苦労に特別心馳せるわけでもなく、ただ漫然と稲の生長を見ていたことをいたく反省、日々いただくお米の一粒々々が愛おしくなる―、そんな暖かい思いに浸らせていただける映画です。
 ところで会場に来ておられた主演の沙倉ゆうなさんと一緒に写真を撮っていただきました。この映画が評判になって今では「日本一コンバインの似合う女優」と呼ばれるようになったとのことです(18/4/8付当ブログ参照)。


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by takeshi_yamagen | 2018-05-31 08:44 | 銀 幕 日 記

若き二人の革命家が銀幕から迫ってきます ―「マルクス・エンゲルス」を見て―

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 先週末以来、映画2本、能2本、狂言1本観賞となんとも文化的な時間を過ごしてまいりました。
 まず17日に見た映画が「マルクス・エンゲルス」。名前通りマルクスとエンゲルスの若き日の友情を描いた作品です。
 反動的な政権に追われヨーロッパ各地を転々と移動しながら、連日ランプ灯るテーブルの上で論議を重ねて、煙草の煙の充満する集会で労働者、活動家に訴える中で、抽象的で観念的な主張を次々に反駁し、1848年共産主義者同盟の創立と「共産党宣言」の採択に二人が成功するまでを描いています。
 150年前のヨーロッパの出来事が、そして今まで冊子の中や数葉の白黒写真上の人間であったマルクスとエンゲルスが生き生きと画面から浮かび上がってきます。
 ところで映画の前半で「損害でたら給料から天引きだ!」と、まくし立てるマンチェスターの紡績工場の経営者であるエンゲルスの父親と「長時間労働で居眠りして指を切断したんだぞ」と訴える労働者の対決するシーンは、クリスマスでケーキが売れ残ると自己責任の名のもとにバイトに買い取らせ、長時間過密労働で労働者の心と体を壊して退職や過労死に追いやる現代日本と重なります。時あたかも国会では労働時間の縛りすらなくしましまう高度プロフェッショナル制度の可決を自公政権は狙う緊迫した情勢が続いています。
 19世紀の英マンチェスターの話は決して古い過去の話ではないのです。



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by takeshi_yamagen | 2018-05-20 19:53 | 銀 幕 日 記

「明日へ ―戦争は罪悪である―」が完成しました! 池田は12月9日上映です!

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 箕面高校時代の同級生土屋保文君が脚本を担当する映画「明日へ ―戦争は罪悪である―」が完成! 各地で上映されることとなりました(本年2/2付ブログ参照)。
 とり急ぎ近畿の上映予定を紹介します。箕面は11月10日、池田は12月9日です。みなさま、お誘い合わせのうえお越しください。

日時 8月20日(日)  ① 14:00~
会場 栂文化大ホール(泉北ニュータウン、栂美木多駅前)
前売り券 大人1200円 当日券 大人1500円
製作協力券でも鑑賞できます

日時 9月2日(土)  ① 10:00~  ② 13:00~
会場 安曇川公民館大ホール(滋賀県・安曇川町 JR安曇川駅)
製作協力券でも鑑賞できます

『完成披露有料試写会』
日時 9月22日(金)  *上映時間未定
場所 ドーンセンター大ホール (京阪 天満橋)
主催 劇映画「明日へ」上映実行委員会  080-8341-1188一芝
前売り券 大人¥1200  当日券 大人¥1500
製作協力券でも鑑賞できます

日時 11月10日(金) 10:00~21:00 3~4回上映予定
会場 高槻市生涯学習センター大ホール
主催 上映実行委員会
前売り券 大人¥1200  当日券 大人¥1500
製作協力券でも鑑賞できます

日時 11月10日(金) ① 13:00~ ② 16:00~ ③ 19:00~
会場 箕面市立メイプルホール 大ホール
主催 ピースフェスタ実行委員会
前売り券 大人¥1200  当日券 大人¥1500
製作協力券でも鑑賞できます

日時 12月9日(土)  *上映時間未定 詳細が決まれば当ブログでもお知らせします。
会場 池田文化会館アゼリア小ホール
主催 池田・箕面上映実行委員会
前売り券 大人¥1200  当日券 大人¥1500
製作協力券でも鑑賞できます
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by takeshi_yamagen | 2017-07-24 12:54 | 銀 幕 日 記

権力はこうやって国民の良心を蝕んでいくのか ―アンジェイ・ワイダ「残像」をみて―

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 先日ポーランド社会の矛盾を鋭くえぐってきた巨匠アンジェイ・ワイダ監督(1926~2016)の遺作「残像」を見てきました。スターリン影響下にある1950年代初頭のポーランドで芸術家の良心を守りぬいた実在の画家ストゥシェミンスキの晩年を描いた作品です。大きく盛り上がるシーンなどは意図的に排しながら、芸術家協会除名、食料券の給付停止等々、彼が追い詰められていく過程を淡々とかつ丁寧に描くことによって、ワイダ監督は権力の陰湿さ、不気味さを浮かび上がらせたかったのではないでしょうか。当時のポーランド社会の息遣いが聞こえてくるようでした。
 アンジェイ・ワイダという名前はもちろん知っていたのですが、その作品を見る機会に今まで恵まれず、遺作でやっと接点を持つことができた形です。
 ところで自らに従わないもの、裏切ったものは切り捨て徹底的に圧力を加える―、どこかの国の首相と官房長官が思い出されますね。
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by takeshi_yamagen | 2017-07-06 18:33 | 銀 幕 日 記

銀 幕 三 作 

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 特別な理由はないのですが、珍しくこの秋から冬にかけて仕事の合間を縫って3本の劇場映画を見ました。「シンゴジラ」、「君の名は。」、「この世界の片隅に」です。アニメ映画を二つ見たわけですが、アニメを劇場で見るのは息子のつきそいでいった「ドラえもん」を除くと1972年公開の「パンダコパンダ」以来です。
 各作品、若干の感想。
 <シンゴジラ>疑問…なぜこの時期につくったのか。推測…「こんなに俺たちはお人好しじゃないぜ」と官僚たちがにやついているだろうこと。確信…作中の二人の総理大臣と安倍首相を絶対重ねてはいけないこと。まぁ、見た人だれもが論評したくなるというのは分かりました。
 <君の名は。>いわゆる時空超越映画。美しくて面白かったけど、後半のテンポが早すぎてついて行くのがやっとって感じでした。
 <この世界の片隅に>
 おっとりした年若い女性すずさん。彼女の生活を戦争が飲み込んでいく過程を淡々と描いています。戦争を直接体験した世代、私たちの世代、さらに若い世代…、世代間で受け止めが違うだろうなというのが率直な感想。上映後泣いていたのは若い人が中心だったように思います。
 
 
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by takeshi_yamagen | 2016-12-19 15:32 | 銀 幕 日 記

陽だまりの彼女 ラストこう来るかぁ!

 16.5.7
 少しばかり前、高校のプチ同窓会で映画談義になった時、小中も一緒だったマリコさんから「松本潤、上野樹里主演の『陽だまりの彼女』―、恋したらきっとするだろうな、言うだろうなと誰もが思う仕草や言葉がちりばめられててとっても素敵な気分にさせてもらえます。私がマツジュンの追っかけしてることを差し引いてもいい映画だと思うから、ヤマゲンも見てみて」と薦められました。
 このマリコさん一押しの映画「陽だまりの彼女」が昨日テレビ放送されました。
 中学時代の同級生だった浩介と真緒は10年の時を経て再会、恋に落ち結婚します。真緒の記憶喪失が織り込まれてはいるものの前半はまぁそれだけの話。しかし後半は彼女が浩介にも隠しているある秘密を軸にストーリーが展開、「ラスト、こうくるかぁ」と思わずうなってしまいました。転校生だった真緒はなぜ勉強できなかったか、駆け落ちまでして結婚を焦ったのか、魚のおいしい南の島へ旅したがったのか…、そんな疑問も一気に氷解しました(ついでに言うと、映画では触れられていませんでしたが、彼女の名前がなぜマオなのかも私は分かりました)。
 現実にはあり得ないファンタジー映画でしたが、見終わった後私はそれこそ暖かい春のうららかな陽だまりにいるようなほっこりした気分に浸っていました。
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by takeshi_yamagen | 2016-05-07 20:04 | 銀 幕 日 記

三国連太郎と言えば「にっぽん泥棒物語」です

 13.4.20
 1948年の戦後の混乱期、福島県の山間部に暮らす林田義助は、副業の「ニセ歯医者」をする傍ら、本業の土蔵破りで糊口を凌いでいた。
 翌49年の夏の終わりの深夜、一仕事終えた義助とその相棒庫吉は「杉山」のほうからやってくる合計9人の訛のない長身の男とすれ違い、その直後大音響を耳にする。列車が転覆したのだ。
 数日後、義助と庫吉はお互いの目撃談を話しあい、犯人は不審な9人組だろうと確認する。しかし、その後会った犯人とされた3人の労働組合員たちはいずれも背が低く事件当日に出会った不審な男たちとは似ても似つかない。義助は杉山事件が冤罪事件だと確信する。その後義助は県議会議員選挙で選挙参謀を務めるなど地元の名士となっていく。
 一方義助が杉山事件の犯人を目撃していたことは弁護側、警察側双方が知るところとなり、弁護側からは「ぜひ被告の無実の罪を晴らすために法廷で証言してほしい」と求められ、警察側からは「証言すると当日の「泥棒稼業」が明らかになり、今の地位と名誉を失うぞ」と脅される。悩みに悩んだ末に義助の出した結論は…。
 松川事件を題材にしたこの映画で揺れ動く義助の心理描写を見事に演じ切ったのが先日亡くなった三国連太郎さん、弁護士役千葉真一、警部補役伊藤雄之助、検事役加藤武、妻役佐久間良子などの名優、怪優が脇を固め、全くみごとな社会派コメディーに仕上がっている。特にそのラストは圧巻!

 「釣りバカ日誌」のスーさんもいい、「赤い運命」の元殺人犯の百恵ちゃんの父親島崎役もよかった。しかし、私にとって三国連太郎と言えば「にっぽん泥棒物語」(1965年 山本薩夫監督)なのです。
 御冥福をお祈りします。
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by takeshi_yamagen | 2013-04-20 08:05 | 銀 幕 日 記

地方自治の原点を見た思いです ―映画「渡されたバトン さよなら原発」から―

 13.3.25
 一昨日お知らせした映画「渡されたバトン さよなら原発」を見てきました。
 過疎のまち新潟県巻町に提示された原発計画。北東電力が示した目がくらむような土地買上げ代や賠償金を前に町民は戸惑い、賠償金つりあげのための「原発反対デモ」が起こるなど住民の心はすさんでいきます。町の料理屋「珊瑚屋」の主人五十嵐(赤塚真人)も最初は「町が活性化するなら」「国策だから」と賛成しますが、「私たちは先祖から代々バトンを受け継ぐ歴史の中継ランナーのようなもの。時代は少しずつ変わっていく。大気汚染や原発のような昔なかったようなものがバトンにくっついてくる。私たちは子どもたちにどんなバトンを渡せばよいのか」という原発に反対する娘たちの問いかけに次第に態度を変えていきます。
 やがて巻町の住民は「反対しているのはアカだ」といった古典的な反共宣伝、「もう原発は決まったことだから」という既成事実化、「おまえたちはいくらほしいんだ」という中傷など、さまざまな分断攻撃を乗り越え、原子力発電所の恐ろしさを学ぶ中で、原発反対の町長(宍戸開)を誕生させ、その後行われた住民投票で過半数が反対の意思を示したのです(投票率89%、反対61%)。
 まちの未来は住民が決める―、地方自治の原点を改めて教えてくれたこの作品、一人でも多くの人に見てもらいたいものです。

 そういえば池田市でも小学校廃校反対運動の初期には「誰に言われてやってるの?」「もう小学校なくなるの決まったことやで」といった声がちらほら聞かれました。
 池田の場合、市民はすぐに乗り越えたので、これらの策動がどこまで組織的なものであったかはよくわかりませんが、まぁ、住民の意に反することをしようとする者の考えることはいつでもどこでも同じだということですわな。
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by takeshi_yamagen | 2013-03-25 02:30 | 銀 幕 日 記

原発とめたたたかいの記録―、「渡されたバトン さよなら原発」にお越しください

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 1969年の春過疎化の進む巻町(新潟県)の地価がなぜか値上がり…、間もなく地元紙が原発計画をスクープ、町は大揺れに…、しかし四半世紀の運動の末、住民投票を実施、原発建設を阻止しました。この実話の基づく映画「渡されたバトン さよなら原発」(脚本 ジェームス三木)がいよいよ明日池田で上映されます。お誘い合わせのうえお越しください。
 日時;3月24日(日) 10:30、1:30、3:30
 会場;池田市民文化会館 小ホール
 料金;大人1500円、シニア(60歳以上)1000円 
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by takeshi_yamagen | 2013-03-23 15:59 | 銀 幕 日 記