選挙後もなかなかゆっくりできません
2017年 10月 31日
私の場合、夏休みなどちょっと長めの休みがとれた際にまず行うリフレッシュ法は①衝動買いして積ん読状態になった本を読破する、②ふらっと旅に出る、③気のおけない友人と語り合う―、その三つぐらいでしょうか。
しかし、豊能町議選挙(9月24日投開票)が終わった矢先の総選挙(10月22日投開票)、その後も服部良一候補とお礼参りの訪問活動、諸会議と続き、この間なかなかゆっくり休ませてもらえません。 隙間時間を見つけて休むしかなかったのですが、①に関しては積ん読本を片付ける前に衝動買いしてしまい、未読の負の連鎖を強めてしまうことになりそうです。②③に関しては実践できず。茨木市内のスーパー銭湯に1回出かけたのですが、それぐらいでは旅とは言えませんね。
さぁ明日から11月。
池田では元維新の羽田市議のリコール運動に超党派で取り組むこともあり、また忙しい日々が続きそうです。
総選挙雑感④ ―演説の話―
2017年 10月 30日
服部さんのみならずこの選挙では多くの方に出会い、演説を聴くことができました。山本太郎参議院議員のリズムに乗せた小気味よい話、中川智子宝塚市長の日本昔ばなしのナレーターの市原悦子さんを彷彿とさせる聴衆に語り聴かせるような話―、それぞれその人の個性と一体のところもあるので、話をすべて真似ることはできないし、その必要もないのですが、どなたも説得力があり、私としても大変参考になりました。
総選挙雑感③ ―片足を与党に、もう片足を野党に突込む政党に審判が下りました―
2017年 10月 30日
17.10.30
今回の総選挙では、表面的には野党ヅラをし、反安倍のポーズをとりながら政権にすりよって票をかすめとろうとする政党が軒並み得票と議席を減らしました。
受動喫煙問題しか自民党との違いがないことを党首自身が認めた希望の党は伸びず、今内部抗争が激化し絶望(滅亡?)の党に向かいつつあるのはご存知のとおり。与党の中で改革派ヅラしていた公明党の後退も同じ流れの中で捉えることができるでしょう。
維新の凋落ぶりも顕著です。当選者数が前々回衆院選54→前回衆院選41→解散時14、そして今回11まで落ち込み、大阪の小選挙区でも前回の5から3議席となり、大阪市内の議席はゼロとなりました(党勢のうえではずっと「身を切る改革」をされているようです)。
得票率を見ても、比例票ではほとんどのブロックで10%以上あったものが(北海道のみ9.9%)、今回は近畿以外はすべて5%未満(近畿でも26.1から18.3%に減)。自公政権とともに共謀罪を成立させ、人の不幸を踏み台にして金を巻き上げるカジノ推進などの路線が厳しい審判を受けた形です。
さて、その維新の大阪9区足立康史候補、公示日を前後して「連続落選なら比例枠を返上する」「相手と堂々と闘った上でなら二言なし」と豪語。ところが小選挙区で落選し比例復活となるや否や「私の進退は松井一郎代表にお預けしている。…私一人が『我儘』を通す余裕はありません」と発言。ええかっこ言うていますが、選挙中有権者に訴えたことより党の都合、自分の都合を優先させるというわけです。結局その程度の党、その程度の人物だということですわ。
総選挙雑感② ―善意は権力を脅かす 笙野頼子さんから―
2017年 10月 28日
17.10.28
今回の選挙結果を受けて作家の笙野頼子さんが寄稿してくださいました(しんぶん赤旗10月25日付)。
共産党の議席は減り自民は勝った。だけど安倍首相は笑ってはいない。当選者の名前に花を付けていても、妙におとなしい。
選挙直前の演説で触れるほどに、権力は野党共闘をこそ恐れている。怖いのは立憲民主党の数ではなく、共産党の献身。普通あり得ないその戦略である。他党のため覚悟して身を削って、それで議席を減らしても相手を祝福し、感謝している。金で買う五輪に感動するより、降りた候補と支えた運動員のために泣けと言いたい。
「けなげ」「かわいそう」というツイートも目立つ、ひたすらの善意は権力を脅かす。
今の共産党は全ての野党にとり、どの組織よりも怖く頼もしい支持母体だ。数字を見て惨敗とだけ報道して、経過と真実をひた隠す大メディアよ、ひたむきさを冷笑し共感を踏みにじる、そんな国でいいのか? 「積極的棄権」の中、このまま戦争になり地獄になるのか? でも私ももうしばらく抵抗しよう。共産党にのぞみをつないでいこう(寄稿)。
とてもありがたい文章ですが、「かわいそう」との下りは候補者を降りた一人としてしっくりきません。わが党が強く訴えていた野党統一候補が実現し、9区は残念でしたが多くの選挙区で自公の候補を破ったわけで、共産党員としてこれほどうれしいことはありません。共産党は社会を一歩でも二歩でも前にすすめることにその存在意義があるのです。
総選挙雑感① ―安倍改憲反対の意思が示されました―
2017年 10月 28日
17.10.28
総選挙の結果を議席数で見ると安倍与党の自公5減、その補完勢力の希望・維新が10減、野党共闘の立憲民主・共産・社民が31増となり、安倍政権の改憲に反対する国民の意思が示されたと思います。池田でも比例代表の3党の得票の合計は12,405票で、前回(共産・社民・民主の合計)の11,442票を上回りました。
今回共産党が候補者が立てなかった83選挙区のうち32選挙区で野党候補が当選、落選者も22人が比例復活しています。打率6割5分!立憲民主党が躍進し、共闘勢力が議席を伸ばし、日本共産党がいくばくなりともそれに貢献できたことは本当にうれしいことです。
衆院選でご支援くださったみなさまへ
2017年 10月 24日
17.10.24
総選挙でご支援頂いたみなさま、本当にありがとうございました。わが党も大阪9区の野党共闘の服部候補も残念な結果となりましたが、共闘しうる立憲勢力が伸びたのは今後につながる貴重な結果であると思っています。取り急ぎの御礼まで。
総選挙結果について
2017年 10月 24日
総選挙の結果について
10月23日 日本共産党中央委員会常任幹部会
(1)
10月22日投開票が行われた総選挙で、日本共産党は、小選挙区では、沖縄1区で赤嶺政賢候補の当選をかちとりました。「オール沖縄」のみなさんの力を総結集した結果であり、大きな勝利です。
比例代表選挙では、前回獲得した20議席(606万票、11・37%)から、11議席(440万票、7・91%)への後退となりました。たいへんに残念な結果です。全国の支持者、後援会員、党員のみなさんには、大奮闘していただきました。多くの方々から「比例は共産党」という激励もいただきました。それらを結果に結びつけることができなかった原因は、私たちの力不足にあると考えています。
総選挙の教訓と総括は、党内外のみなさんのご意見に真摯に耳を傾け、次の中央委員会総会で行います。
ご支持、ご支援いただいたみなさんに、心から感謝するとともに、次の国政選挙では必ず捲土重来を期す決意です。
(2)
今回の総選挙で日本共産党は、市民と野党の共闘を成功させることを、大方針にすえて奮闘してきました。日本共産党、立憲民主党、社民党の3野党が、市民連合と7項目の政策合意を結び、協力・連携して選挙をたたかいました。立憲民主党が躍進し、市民と野党の共闘勢力が全体として大きく議席を増やしたことは、私たちにとっても大きな喜びです。
私たちは、総選挙直前に、民進党が希望の党へ合流するという重大な逆流が生まれたもとでも、市民と野党の共闘を揺るがず断固として追求しました。共闘勢力の一本化のために、全国67の小選挙区で予定候補者を降ろす決断を行い、多くのところで自主的支援を行いました。この決断が、共闘勢力が全体として議席を伸ばすうえで、その貢献となったことは、選挙結果がはっきりと示しています。今回の対応は、安倍政権の暴走政治を止め、日本の政治に民主主義を取り戻すという大局にたった対応であり、大義にたった行動であったと確信するものです。
この選挙では、3野党と市民が連携・協力して選挙戦をたたかうなかで、全国のいたるところで「共闘の絆」「連帯の絆」がつくられ、私たちはたくさんの新しい友人を得ることができました。これは今度の総選挙で私たちが得た最大の財産であると考えます。日本共産党は、この財産を糧として、市民と野党の共闘の本格的発展のために引き続き力をつくすものです。
(3)
総選挙の結果、自民党・公明党は議席の3分の2を占めましたが、これは希望の党という自民党の新しい補完勢力が、野党共闘に分断と逆流をもちこんだ結果にほかなりません。自民党がえた比例得票は33%(有権者比17.3%)なのに、全議席の61%の議席を得たのは、もっぱら大政党有利に民意を歪める小選挙区制がもたらしたものであり、「虚構の多数」にすぎません。
総選挙で、日本共産党は、安倍暴走政治への審判を正面からよびかけるとともに、安倍政権を退場させた後にどんな日本をつくるのかについて、外交、経済、原発、憲法、核兵器――5つの柱で日本改革ビジョンを訴えました。どの問題も、今日の日本が直面している焦眉の課題と切り結んで、安倍政治に対する真正面からの対案を示したものであり、わが党ならではの先駆的なものだったと確信しています。
新しい国会で、総選挙で掲げた公約を実現するために、知恵と力をつくすことをお約束いたします。市民と野党の共闘を発展させ、憲法改悪阻止をはじめとした各分野の国民運動を前進させるために、全力をあげる決意です。
(4)
市民と野党の共闘を前進させながら、いかにして日本共産党の躍進をかちとるか――これは、新しい努力と探求が求められる課題となっています。私たちは、総選挙の教訓をふまえ、次の2つの内容での努力と探求をすすめる決意です。
第一は、日本共産党の綱領、歴史、理念をまるごと理解してもらい、共産党をまるごと支持してもらえる方を広げていく活動を抜本的に強めることです。こういう努力を日常的に行うことこそ、情勢が目まぐるしく大変動し、複雑な流れが交錯する今回のような政治戦にあっても、日本共産党の支持を着実に広げていく一番の力になります。第27回党大会決定では、「綱領を語り、日本の未来を語りあう集い」を、日本列島の津々浦々で開くことを呼びかけています。この党大会決定の実践に、全党のみなさんが生きた言葉、自らの思いを重ねて、大いに取り組むことを、心から呼びかけるものです。
第二は、日本共産党の自力を強めること――党員拡大を根幹にした党勢拡大にとりくむことです。私たちは、党大会決定を踏まえ、総選挙勝利をめざして、党員と「しんぶん赤旗」読者を拡大する運動にとりくんできました。全党のみなさんの大きな努力が注がれましたが、残念ながら、3年前の総選挙時と比べて、党員も、「しんぶん赤旗」読者も、後退させたままで、この総選挙をたたかうことになりました。
次の国政選挙、2019年4月の統一地方選挙での反転攻勢にむけ、全党のみなさんが、草の根から「集い」を開き、広範な国民と日本の前途を語りあい、党を強く大きくする活動にとりくむことを、心から訴えるものです。
大阪9区はこぞって服部良一へ!
2017年 10月 21日
池田ダイエー前で行われた服部良一候補のマイク収めでの私の演説です。
池田市民のみなさん、ダイエーでお買い物のみなさん、日本共産党の山元たけしでございます。
今度の選挙、大奮闘された服部良一候補にまずもってお礼申し上げたいと思います。服部さんの力強い訴えに私たちがどれだけ励まされたかわかりません。
野党各党の党員のみなさん、支持者のみなさん、後援会のみなさん、そして日本の平和と民主主義を守ろうと服部良一のもとに結集された全ての市民のみなさんに感謝するとともに敬意を表したいと思います。私はみなさんと団結して、服部さんというすばらしい候補者を立てて闘い抜けたことを本当にうれしく思います。
さて今から74年前1943年の今日10月21日はそれまで徴兵が猶予されていた学生さんも戦地に送られることとなり、東京は明治神宮外苑競技場でその壮行会が挙行された日です。今日と同じ秋雨煙る日であったと聞いています。二度と日本の土を踏むことのなかったそんな学生さんを含む310万人の日本人と2,000万人のアジアの人たちの命を奪った侵略戦争を経てつくられた、「もう戦争はいやだ」という亡くなった者の血と生き残った者の涙のつまった平和憲法―、その憲法を骨抜きにしようとする自民党・公明党の安倍政権や維新に9区の議席を渡すわけにはいかないではないですか!(「そうだ!」の声)
みなさん、この選挙、「いい選挙だったね」「楽しい選挙だったね」で終わらせてはいかないのです。必ず勝たねばならないのです。拡声器の使用は8時までだけれども、まだできることはたくさんあります。配り残したビラはないか、声を届けきれなかった友はいないか、明日だって近しい友人や家族になら声をかけることはできるのです。
みなさん、死力を尽くしてやるべきことをやりきったものが勝利できます。
日本の平和と民主主義を守るため、服部良一を必ず国会へ送り出そうではありませんか(「そうだ!」の声)。私も力の限りがんばります。ありがとうございました(拍手)。
「比例?共産党に決まってるやないか。67人も候補者下ろしたんやから」
2017年 10月 20日
17.10.20
この間のツイッターから
澤田愛子(ホロコースト研究者)
「『共産党が劣勢に立っている』の情報も。共産は野党共闘を実現させ、安倍腐敗政権を終わらせるために、全国の70近い選挙区で自らの候補者を取り下げるという犠牲をなしてまでまともな日本をとり戻す戦いをしている政党です。…比例は共産党にとうじてほしい」
「先ほど不在者投票をしてきました。今回は共産党に投票しました。昔から共産党に悪口ばっかり言ってましたけどね。…共産党にいろいろ文句はあるでしょうが、とにかく今度の選挙の比例票は共産党に入れてください」
松井計(作家)
「投票先、明かしておこうか。選挙区は立憲民主の落合候補、比例区は日本共産党に投票してきました。国政選挙で共産党に投票したのは初めてですね」
兵藤正俊(作家)
「立憲民主、共産、社民とも勝たせたい。それが戦争への防波堤となる。死票を防ぐために比例は共産党にすべきだ。…自己犠牲的に野党一本化のために多くの候補者を取り下げた共産党の志位和夫を困った立場に追いやらないためにも、共産党の議席増が必要です。わたしたちが大人になって実現しましょう」
BASILさん(夫ドイツ人 イギリス在住)
「さっき電話で話した友人のことば。『共産党は大嫌い。一度も入れたことがない。でも今回を震える手で共産党と書く。立憲民主に国会でがんばってもらうためにも立憲民主の底上げをしなくちゃいけないからね』」
みなさん勇気をもってカミングアウトしてくださっているんだと感激していると、垣田千恵子元池田市議から電話がありました。
「電話で支持を訴えていた時、『日本共産党です』と名乗ると『服部さんに入れるで』と快い返事。『比例区には…』と言いかけると『もちろん共産党や。67人も候補者おろして野党共闘に力いれてるねんから。入れんわけにはいかんやろ』。あぁ、見ててくれてはるんやと思いました」
国会議員らしくない服部良一さんを必ず国会へ
2017年 10月 19日
服部良一さんの話の話。
雄弁というわけでもない。
奇をてらうわけではない。
声が大きいわけでもない。
もちろん扇動調でも絶叫調でもない。
ときおり九州訛りを交えながら、
話しすぎることを常に気にしながら、
はにかむような表情をときおり見せながら、
その口調はあくまで押え気味。
なのに聴く人だれもが、いつの間にかその話にひき込まれてしまう。
街頭で市民に握手をする時も同じ。
頑なに拒否する人がいるにはいるが(強い与党支持の人もおられるわけだからそれは仕方ない)、多くの人は初対面なのになぜか嬉しそうなのだ。
とにかく国会議員らしくないのだ。過去に一度国会議員であったにも関わらず。
およそ国会議員らしくない服部さんを、会った人誰もが国会に行ってもらいたいと思う。
そして国会議員らしくない服部さんを、必ずふたたび国会に送り出そうじゃないか。
さぁ、あと二日、力の限り頑張り抜こう!